Nintendo Switch 2の登場で、新しい本体への引き継ぎについて気になる方も多いでしょう。特に、今お持ちのSwitchと新しいSwitch 2の両方の本体で遊びたいと考えている方もいるはずです。
この記事では、switchとswitch2の引き継ぎを行い両方の本体で遊ぶための具体的な方法を詳しく解説します。
ソフト1つでSwitch2台はできるのか、SwitchとSwitch2は同時に使えるのか、Switch2台で同じアカウントで別のゲームはプレイできるのか、といった日頃の疑問に丁寧にお答えします。
また、データを完全に移行するSwitch2にまるごと転送するにはどうすれば良いか、スイッチ2でソフトをおすそわけできるかという新機能、スイッチ2はスイッチでプレイできるかといった互換性の問題にも触れていきます。
さらに、Switch2とジョイコン2は互換性がありますか、Switch2は何台までコントローラーを接続できるか、そしてスイッチと一緒に買うべきものは何か、といった細かい点まで、網羅的に情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 両方の本体で遊ぶための設定方法がわかる
- セーブデータの安全な共有方法がわかる
- 完全移行(まるごと転送)との違いを理解できる
- Switch2の互換性や周辺機器に関する注意点がわかる
switch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶ基本設定
- switchとswitch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶ方法
- SwitchとSwitch2は同時に使えますか?
- ソフト1つでSwitch2台はできますか?
- Switch2台で同じアカウントで別のゲームは遊べる?
- Switch2にデータをまるごと転送するには?
- スイッチ2と一緒に買うべきものはある?
switchとswitch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶ方法
結論から言うと、Nintendo SwitchとSwitch 2の両方の本体で遊ぶことは可能です。そのためには、いくつかの設定とサービスの利用が鍵となります。
主な理由として、Nintendo Switchのセーブデータは基本的に本体保存であり、自動で複数の本体に同期される仕組みではないからです。したがって、両方の本体でゲームの続きをプレイするためには、意図的にセーブデータを共有する仕組みを利用する必要があります。
具体的には、以下の手順で設定を進めます。
両方の本体で遊ぶための基本手順
- 同じニンテンドーアカウントでログイン
現在お使いのSwitchと、新しく購入したSwitch 2の両方で、同じニンテンドーアカウントを使ってユーザーを作成・連携します。 - 「セーブデータお預かり」サービスを利用
有料サービスである「Nintendo Switch Online」に加入し、「セーブデータお預かり」機能を有効にします。これにより、対応ソフトのセーブデータがインターネット上のサーバーに自動でバックアップされます。 - 各本体でセーブデータをダウンロード
一方の本体でプレイを終えた後、もう一方の本体で遊ぶ前に、サーバーから最新のセーブデータをダウンロードします。この操作により、中断した箇所からプレイを再開できます。
この方法が、SwitchとSwitch 2を併用する上での最も基本的かつ安全な運用方法です。1台を完全に新しいものに置き換える「本体の引っ越し」とは異なるため、ご注意ください。
SwitchとSwitch2は同時に使えますか?
同じニンテンドーアカウントを使って、SwitchとSwitch 2を同時に使用することには制限があります。結論として、同じソフトを同時に起動してオンラインで遊ぶことはできません。
この制限の理由は、ニンテンドーアカウントに紐づく「いつもあそぶ本体」という設定にあります。1つのアカウントに対して「いつもあそぶ本体」として登録できるのは、1台のみです。
「いつもあそぶ本体」って少し分かりにくいですよね。簡単に言うと、メインで使うSwitchのことです。この本体なら、オフラインでもダウンロードソフトを遊べますし、特に制限なくプレイできます。一方、それ以外の本体は「サブ機」扱いになり、遊ぶたびにインターネット経由で「この人は遊ぶ権利がありますか?」というチェックが入る仕組みなんです。
具体的には、以下のような挙動になります。
同時使用時の注意点
- 「いつもあそぶ本体」ではない方のSwitchでダウンロードソフトを遊ぶには、常にインターネット接続が必要です。
- 「いつもあそぶ本体」で同じソフトが起動されると、サブ機側でのプレイは自動的に中断されてしまいます。
- 2台の本体で、それぞれ別のソフトを遊ぶことは可能です(例:SwitchでAのゲーム、Switch 2でBのゲーム)。
このように、2台を同時に使用する際には「いつもあそぶ本体」の設定をどちらにするか、またインターネット環境があるかどうかを考慮する必要があります。自宅のテレビに繋ぐ方を「いつもあそぶ本体」に、持ち運び用をサブ機にするなど、ご自身のプレイスタイルに合わせて設定するのがおすすめです。
ソフト1つでSwitch2台はできますか?
はい、ダウンロード版のソフトであれば、一度購入するだけで複数のSwitch本体にダウンロードして遊ぶことが可能です。
なぜなら、ゲームソフトの購入履歴はSwitch本体ではなく、あなたのニンテンドーアカウントに紐づいているからです。そのため、同じアカウントでログインすれば、ニンテンドーeショップから追加料金なしで何度でもソフトを再ダウンロードできます。
具体的な手順はとても簡単です。
2台目の本体でソフトを遊ぶ手順
- 2台目のSwitch(またはSwitch 2)で、ソフトを購入したニンテンドーアカウントと連携したユーザーでログインします。
- ホームメニューから「ニンテンドーeショップ」を起動します。
- 画面右上のユーザーアイコンを選択し、「再ダウンロード」の項目を開きます。
- 過去に購入したソフトの一覧が表示されるので、遊びたいソフトのダウンロードボタンを押します。
ただし、前述の通り、ダウンロードしたソフトを遊ぶ際には「いつもあそぶ本体」のルールが適用されます。パッケージ版のソフトであれば、ゲームカードを差し替えるだけでどちらの本体でも遊べますが、セーブデータは本体ごとに保存されるため、共有したい場合はやはり「セーブデータお預かり」の利用が必須です。
Switch2台で同じアカウントで別のゲームは遊べる?
結論として、Switch2台に同じニンテンドーアカウントを連携させ、それぞれで異なるゲームを同時に遊ぶことは可能です。
これは、ゲームのプレイ権利がアカウントに依存している一方で、実際のプレイ状況は本体ごと、ソフトごとに管理されているためです。例えば、お父さんがリビングのSwitchで『ゼルダの伝説』をプレイしている間に、子供が自分のSwitch 2で『スプラトゥーン』を遊ぶ、といった使い方ができます。
ただし、この運用方法にも注意点があります。
異なるゲームを遊ぶ際の注意点
最も重要なのは、セーブデータの管理です。仮に両方の本体に同じゲーム(例:『あつまれ どうぶつの森』)をインストールしていた場合、セーブデータは自動では同期されません。片方の島で進めた内容をもう片方の本体で引き継ぐには、「セーブデータお預かり(島ごとバックアップ)」サービスを利用して、手動でデータのダウンロード・アップロードを行う必要があります。
この点を理解しておけば、1つのニンテンドーアカウントを家族で共有しつつ、複数の本体で同時に異なるゲームを楽しむという柔軟な使い方が実現します。
Switch2にデータをまるごと転送するには?
これまで解説してきた「両方の本体で遊ぶ」設定とは異なり、古いSwitchから新しいSwitch 2へ全てのデータを完全に移行したい場合は、「ユーザーの引っ越し」と「セーブデータの引っ越し」機能を利用します。
この方法は、今後古いSwitchを使わなくなり、1台のSwitch 2に環境を完全に集約したい場合に適しています。両方で遊ぶ設定とは目的が異なるため、混同しないようにしましょう。
「まるごと転送(引っ越し)」と「両方で遊ぶ(セーブデータお預かり)」のメリット・デメリットを比較すると、その違いがよく分かります。
まるごと転送(引っ越し) | 両方で遊ぶ(セーブデータお預かり) | |
---|---|---|
メリット | ・ユーザー情報、セーブデータ、設定などを一括で移行できる ・移行後は新しい本体だけ考えれば良いので管理が楽 ・オフラインでも常に遊べる |
・2台の本体を用途(自宅用/携帯用など)で使い分けられる ・本体故障時もクラウドにデータがあり安心 ・家族間で本体を共有しやすい |
デメリット | ・移行元の本体からデータが消去される ・両方の本体で遊ぶことはできなくなる ・引っ越しに対応していないセーブデータもある |
・Nintendo Switch Onlineへの加入が必須(有料) ・サブ機はネット接続がないと遊べない ・セーブデータの同期(アップロード/ダウンロード)を手動で行う必要がある |
どちらの方法が良いかは、あなたのプレイスタイル次第です。もう古いSwitchは使わないと決めているなら「まるごと転送」、2台とも活用したいなら「両方で遊ぶ」設定を選ぶのが賢明です。
スイッチ2と一緒に買うべきものはある?
Switch 2を最大限に楽しむために、本体と同時に購入を検討したいアクセサリーがいくつかあります。ここでは「必須級」と「あると便利なもの」に分けてご紹介します。
必須級のアクセサリー
- microSDカード
本体ストレージだけでは、ダウンロードソフトやセーブデータ、写真などですぐに容量が一杯になります。最低でも256GB以上の、読み込み速度の速いモデルを用意することをおすすめします。 - 画面保護フィルム・ガラス
大画面で高精細になると予想されるSwitch 2のディスプレイを傷や汚れから守るために、保護フィルムは必須です。ブルーライトカット機能付きのものも目の保護に役立ちます。
あると便利なアクセサリー
- キャリングケース
本体を持ち運ぶ機会が多いなら、衝撃から守るための専用ケースは非常に有用です。ゲームカードや小物を収納できるタイプが便利です。 - Proコントローラー(プロコン)
アクションゲームなどを本格的にプレイしたいなら、操作性に優れたプロコンの購入を強く推奨します。Switch 2対応の新型モデルが登場する可能性が高いでしょう。 - 有線LANアダプター
オンライン対戦などで安定した通信環境を求めるなら、Wi-Fiよりも有線接続が有利です。ドックに接続して使用します。
ちなみに、Switch 2は旧Switchの周辺機器と一部互換性があると言われていますが、完全に動作が保証されるわけではありません。特に充電関連のアクセサリーは、Switch 2専用のものを使うのが最も安全です。 (参照:任天堂公式サイト サポートページ)
これらのアクセサリーを揃えることで、より快適で安全なSwitch 2ライフを送ることができます。
switch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶ際の互換性
- スイッチ2はスイッチでプレイできますか?
- Switch2とジョイコン2に互換性はある?
- スイッチ2でソフトをおすそわけできますか?
- Switch2は何台まで同時接続できる?
- switch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶための総括
スイッチ2はスイッチでプレイできますか?
この質問は二つの意味に解釈できますが、ソフトの互換性に関する重要なポイントです。結論を先に述べます。
- 旧Switchのソフトを、新本体Switch 2で遊ぶことは可能です。
- 新本体Switch 2専用のソフトを、旧Switchで遊ぶことはできません。
主な理由として、Switch 2は旧Switchのソフトを動作させるための「後方互換性」を持つように設計されているからです。これにより、これまで集めてきた膨大なパッケージ版やダウンロード版のゲーム資産を無駄にすることなく、新しい本体でも引き続き楽しむことができます。
これは本当に嬉しいポイントですよね!せっかくクリアしたゲームや、集めたアイテムが無駄にならないのは安心です。性能がアップしたSwitch 2で、ロード時間が短縮されたり、グラフィックが少し綺麗になったりする効果も期待できるかもしれません。
一方で、Switch 2の性能を最大限に活かして作られる専用ソフトは、性能が劣る旧Switchでは動作させることができません。これは、高性能なPCゲームが古いPCでは動かないのと同じ理屈です。したがって、遊びたいソフトがどちらの本体に対応しているかを確認することが今後重要になります。
Switch2とジョイコン2に互換性はある?
コントローラーであるJoy-Con(ジョイコン)の互換性については、少々複雑ですので注意が必要です。結論から言うと、完全な互換性はありません。
これは、Joy-Con 2に新機能が搭載されたり、本体との接続方法が物理的に異なったりする可能性があるためです。現時点で有力な情報をまとめると、以下のようになると考えられています。
コントローラー | Switch 2本体での使用 | 旧Switch本体での使用 |
---|---|---|
新型 Joy-Con 2 | ◯ 可能 | ✕ 不可 |
旧型 Joy-Con | △ 制限付きで可能 (無線接続のみ。本体への装着や充電は不可) |
◯ 可能 |
Joy-Con互換性の注意点
旧型のJoy-ConをSwitch 2で使う場合、あくまでワイヤレスコントローラーとして認識される形になります。本体にカシャっと装着して携帯モードで遊んだり、本体から充電したりすることはできない可能性が高いです。サブのコントローラーとして「おすそわけプレイ」などで使う分には問題ないでしょう。
Proコントローラーについても同様に、旧モデルはSwitch 2で使えるものの、新機能が使えないなどの制限がかかる可能性があります。最高のパフォーマンスで遊びたい場合は、本体とコントローラーをセットで新調するのが最も確実な選択と言えそうです。
スイッチ2でソフトをおすそわけできますか?
Nintendo Switch 2の「おすそわけ通信」機能についてご説明します。
-
「おすそわけ通信」は、Switch 2で購入したゲームソフトを、周りの人や他のSwitch本体に一時的に「おすそわけ」して、一緒に遊べる機能です。
-
おすそわけを受ける側は、そのソフトを持っていなくてもSwitch 2や初代Nintendo Switchで遊べます。
-
ただし、おすそわけしてもらったゲームが遊べるのはおすそわけ通信中のみで、通信が終わると遊べなくなります。つまり恒久的にソフトを共有できるわけではありません。
-
接続方法は「近くの人とローカル通信」でのプレイか、「ゲームチャット」を使ったインターネット通信でのプレイの2種類があります(後者はSwitch 2のみ対応)。
-
おすそわけ通信に対応したソフトでのみ利用可能で、通信中に一緒に複数人でプレイできるのが特徴です。
まとめると、Switch 2では1本のソフトを複数人で一時的に共有して遊べる新機能「おすそわけ通信」があり、これは本体間でソフトを貸し借りする形ではなく通信中だけ遊べる仕組みです。
したがって、「ソフトをおすそわけできるか?」という問いには、「おすそわけ通信を使えば一時的に複数台で遊べるが、恒久的なソフト譲渡やコピーではない」という回答になります。
この仕組みはSwitch 2の新機能で旧Switchとも一部互換性があり、遊び方が広がっています.
Switch2は何台まで同時接続できる?
コントローラーの接続台数に関しては、現行のNintendo Switchと同様に、最大8台まで同時接続が可能。
これは、現行機で確立された「みんなで集まって遊ぶ」というコンセプトを継承するためです。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の8人対戦や、『スーパー マリオパーティ』などの多人数プレイを、Switch 2でも同様に楽しむことができます。
接続できるコントローラーの種類は以下の通りです。
- Joy-Con(左右1セットで1台とカウント、または横持ちでそれぞれ1台とカウント)
- Proコントローラー
Joy-Conは非常に柔軟な使い方が可能で、2セット(4つのコントローラー)あれば、すぐに4人対戦が始められます。本体に付属するJoy-Con 2と、旧Switchから持ってきたJoy-Conを組み合わせる、といった使い方もできるでしょう。
ただし、実際に同時にプレイできる人数は、遊ぶソフトの仕様によって決まります。ソフトが最大4人プレイまでしか対応していなければ、5台以上コントローラーを接続しても意味がないため、各ソフトのプレイ人数を確認することが大切です。
switch2の引き継ぎで両方の本体で遊ぶための総括
- SwitchとSwitch2の両方で遊ぶことは可能
- 両方で遊ぶには同じニンテンドーアカウントでログインする
- セーブデータ共有にはNintendo Switch Onlineへの加入が推奨される
- 「セーブデータお預かり」でクラウド経由でデータを同期する
- 1つのアカウントで「いつもあそぶ本体」は1台しか登録できない
- 「いつもあそぶ本体」でない方はプレイ時にネット接続が必要
- 同じソフトの同時起動はできず「いつもあそぶ本体」が優先される
- ダウンロードソフトは1度購入すれば複数本体に再ダウンロード可能
- パッケージ版はカードを差し替えればどちらの本体でも遊べる
- 「まるごと転送」は1台に完全移行する方法で両方使いとは異なる
- 旧SwitchのソフトはSwitch2で遊べる後方互換性がある
- Switch2専用ソフトを旧Switchで遊ぶことはできない
- 旧Joy-ConはSwitch2で無線接続なら使えるが装着や充電は不可
- 新Joy-Con2は旧Switchでは使用できない
- Switch2と一緒にmicroSDカードと保護フィルムの購入を推奨する
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