PS5の購入を検討しているものの、価格の変動が気になって一歩を踏み出せないでいませんか。発売当初の価格から現在に至るまで、PS5は世界的な情勢を背景に複数回の価格改定を経験してきました。
特に、ディスクドライブ非搭載のデジタルエディションの価格推移や、高性能モデルであるPS5 Proの値段推移は、多くのユーザーが注目するポイントです。
また、Amazonでの値段推移やゲオでのPS5値段、さらには活発な中古市場の値段推移も、購入計画を立てる上で欠かせない情報と言えるでしょう。
一時期は高騰した転売価格の下落や、ゲーム体験に必須のPS5コントローラー、そして魅力的なPS5ソフトの値段推移も総合的に把握することが重要です。この記事では、PS5の値段推移に関するあらゆる情報を網羅的に解説し、あなたにとって最適な購入タイミングを見つけるお手伝いをします。
- PS5本体の発売から現在までの価格変動
- 中古市場や周辺機器を含めた総合的な値段の動き
- 今後の価格動向と最適な購入タイミングの考察
- モデルごとの特徴とコストパフォーマンスの比較
PS5の値段推移を徹底解説!発売から現在まで
- PS5の発売当初の価格はいくらだった?
- 繰り返されたPS5の価格改定の歴史
- PS5デジタルエディションの価格推移を追う
- 一時期のPS5転売価格の下落とその背景
- PS5の中古値段推移と購入時のポイント
- AmazonでのPS5値段推移とセール情報
PS5の発売当初の価格はいくらだった?
PlayStation 5は、2020年11月12日に日本国内で発売されました。多くのゲーマーが待ち望んだこの次世代機の登場でしたが、その発売当初の価格設定は、性能の高さを考えると比較的リーズナブルなものでした。
結論として、発売時の希望小売価格(税込)は以下の通りです。
発売当初(2020年11月)の価格
- 通常版(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載モデル):54,978円
- デジタル・エディション:43,978円
この価格設定の背景には、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の戦略があります。高性能なCPUや超高速SSDを搭載しながらも、ライバル機との競争や普及を促進するため、戦略的な価格が設定されたのです。特に、ディスクドライブを省くことで価格を約1万円抑えたデジタル・エディションは、ダウンロード販売を主とするユーザー層から大きな注目を集めました。しかし、この価格は、後の世界的な経済状況の変化によって、長くは維持されなかったのです。
繰り返されたPS5の価格改定の歴史
PS5は発売以降、これまでに複数回の価格改定、すなわち値上げが行われてきました。これはゲーム機の歴史の中でも異例の事態であり、多くのユーザーを驚かせた出来事です。値上げの主な理由は、世界的なインフレや半導体不足に起因する製造・物流コストの高騰が挙げられます。
これまでの価格推移を以下の表にまとめました。
改定時期 | 通常版(税込) | デジタル・エディション(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
2020年11月 | 54,978円 | 43,978円 | 発売当初価格 |
2022年9月 | 60,478円 | 49,478円 | 初回値上げ |
2023年11月 | 66,980円 | 59,980円 | 新型(Slim)モデル発売 |
2024年9月 | 79,980円 | 72,980円 | 大幅な値上げ |
このように、発売当初と比較すると、通常版は約25,000円、デジタル・エディションに至っては約29,000円もの大幅な値上げとなっています。特に2024年9月の価格改定は、他地域では見られない大幅なもので、急激な円安を背景とした日本市場特有の事情が色濃く反映された結果と言えます。ゲーム機は年数の経過で値下げされるのが通例でしたが、PS5はその常識を覆す価格推移を辿っているのです。
PS5デジタルエディションの価格推移を追う
PS5デジタル・エディションは、ディスクドライブを搭載しないことで初期費用を抑えられるモデルとして登場しました。しかし、その価格も通常版と同様に段階的な値上げを繰り返しています。
前述の通り、発売当初は43,978円でしたが、2024年9月には72,980円となり、価格差は約3万円近くにまで広がりました。このモデルを選ぶ際のメリットとデメリットを改めて整理してみましょう。
デジタル・エディションのメリット
最大のメリットは、通常版よりも本体価格が安いことです。ゲームをすべてダウンロードで購入するユーザーにとっては、非常に合理的な選択肢となります。また、ディスクドライブがない分、本体の構造がシンプルです。
デジタル・エディションのデメリット・注意点
一方で、パッケージ版のゲームソフトで遊ぶことが一切できません。そのため、中古ソフトを購入してコストを抑えたり、友人とソフトの貸し借りをしたり、プレイ後に売却したりといったことが不可能です。また、Ultra HD Blu-rayの再生機能もないため、映画などのディスクメディアを視聴したい場合は別途プレイヤーが必要になります。
購入を検討する際は、自身のプレイスタイルや今後の利用方法をよく考え、初期費用の安さと将来的な利便性のどちらを重視するかを判断することが重要です。
一時期のPS5転売価格の下落とその背景
PS5は発売から長期間にわたり、深刻な品薄状態が続きました。これは世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染症拡大によるサプライチェーンの混乱が主な原因です。この供給不足を背景に、いわゆる「転売ヤー」による買い占めが横行し、希望小売価格を大幅に上回る価格で取引されるのが常態化していました。
一時期は10万円を超える価格で売買されることも珍しくありませんでしたが、2023年に入ると状況は大きく変化します。SIEが増産体制を強化し、市場への供給が安定し始めると、転売価格は徐々に下落していきました。現在では、多くの家電量販店やオンラインストアで普通に定価で購入できる状況になっています。
供給安定化がもたらした市場の正常化
供給が需要に追いついたことで、不当に高騰していた転売市場はその役割を終えました。これにより、ユーザーは焦って高値で購入する必要がなくなり、安心して正規の価格で手に入れられるようになったのです。これは、純粋にゲームを楽しみたいファンにとって非常に喜ばしい変化と言えるでしょう。
PS5の中古値段推移と購入時のポイント
供給が安定した現在、中古市場も活発になっています。PS5の中古品は、おおよそ6万円台前半から7万円台で取引されることが多いですが、本体の状態や付属品の有無によって価格は大きく変動します。また、近年の新品価格の上昇に伴い、中古品との価格差は縮小傾向にあるため、購入時には新品の価格も併せて確認することが重要です。
中古でPS5を購入する際は、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておくことが大切ですよ。後で後悔しないように、ポイントを押さえておきましょう!
中古購入のメリット
最大のメリットは、やはり新品よりも安く購入できる可能性がある点です。少しでも出費を抑えたいと考えているユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。
中古購入時の注意点
一方で、中古品には以下のような注意点やリスクが伴います。
- メーカー保証がない:新品購入時に付帯する1年間のメーカー保証は、中古品には適用されない場合がほとんどです。購入直後に故障しても、修理費用は自己負担となります。
- コントローラーの消耗:特にコントローラー(DualSense)は消耗品です。スティックのドリフト現象やバッテリーの劣化など、前の所有者の使用状況によっては寿命が近い可能性があります。
- 付属品の欠品:本来同梱されているはずのケーブル類やスタンドなどが欠品しているケースもあります。購入前に付属品が全て揃っているか必ず確認しましょう。
これらのリスクを考慮すると、価格差によっては、長期的な安心感を得られる新品を選ぶ方が賢明な場合も多いと言えるでしょう。
AmazonでのPS5値段推移とセール情報
大手ECサイトであるAmazonでは、基本的にPS5本体は希望小売価格での販売が中心です。発売当初の品薄期には招待販売制が導入されていましたが、現在は供給が安定し、誰でも直接購入が可能な状態です。
Amazonでの価格推移で注目すべきは、大規模セールイベントのタイミングです。
注目すべきAmazonのセール
- プライムデー(例年7月頃)
- ブラックフライデー(例年11月頃)
これらのセール期間中には、PS5本体が直接値引きされることは稀ですが、ゲームソフトや周辺機器とのセット商品が割引価格で提供されることがあります。これからPS5を始めるユーザーにとっては、必要なものをまとめてお得に揃える絶好の機会となる可能性があります。購入を検討している方は、これらのセール時期を狙ってみるのも一つの手です。
周辺機器から見る今後のps5値段推移
- ゲオでのPS5値段と在庫状況
- 発売されたPS5 Proの値段と今後の動向
- PS5コントローラーの値段推移と各モデル
- 人気PS5ソフトの値段推移と買い時
- まとめ:今後のPS5値段推移を賢く見極める
ゲオでのPS5値段と在庫状況
全国に店舗を展開するゲオ(GEO)は、PS5を入手するための主要な販売チャネルの一つです。現在、ゲオでは新品・中古ともにPS5が安定して供給されており、以前のような抽選販売は行われていません。
2025年時点でのゲオにおける販売価格の目安は以下の通りです。
- 新品 通常版:79,980円(税込)
- 新品 デジタル・エディション:72,980円(税込)
- 中古品:6万円台前半から
都市部の店舗では時間帯によって在庫が少なくなることもありますが、地方や郊外の店舗では比較的在庫が豊富な傾向にあります。また、ゲオは買取も積極的に行っているため、状態の良い中古品が見つかりやすいのも特徴です。
ゲオ独自のレンタルサービス
ゲオでは、PS5本体を7泊8日980円でレンタルできるサービスを提供している店舗もあります(※一部店舗除く)。購入を迷っている方や、特定のゲームを短期間だけプレイしたい方にとっては非常に魅力的なサービスです。まずはレンタルでPS5の性能を体験してから、購入を判断するという使い方もできます。
発売されたPS5 Proの値段と今後の動向
さらなる高性能を求めるユーザー向けに、PS5 Proが登場しました。この上位モデルは、グラフィック性能や処理速度が向上しており、より快適で没入感の高いゲーム体験を提供することを目的としています。
PS5 Proの希望小売価格は98,978円(税込)に設定されていますが、実際の販売価格は小売店によって多少変動する可能性があります。通常モデルよりも高価な設定です。主な強化点は以下の通りになります。
PS5 Proの主な特徴
- GPU性能の大幅な向上による、より高い解像度やフレームレートの実現
- レイトレーシング性能の強化
- AIアップスケーリング技術「PSSR」の搭載
このモデルは、4K高画質テレビを所有し、最高の環境でゲームをプレイしたいコアゲーマー向けの製品と言えます。今後の価格動向については、大幅な値下げは考えにくく、しばらくはこの高価格帯で安定して推移すると予想されます。通常モデルとの価格差や性能差をよく比較し、自身の求めるゲーム体験に合ったモデルを選択することが重要です。
PS5コントローラーの値段推移と各モデル
PS5の革新的なゲーム体験を支えるのが、ワイヤレスコントローラー「DualSense」です。ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといった独自機能を搭載しており、ゲームへの没入感を飛躍的に高めます。
DualSenseコントローラーの価格は、発売以降大きな変動はありません。カラーバリエーションによって若干価格が異なりますが、標準モデルの定価は9,480円(税込)からとなっています。
高性能モデル「DualSense Edge」
さらに、プロゲーマーやこだわり派のユーザー向けに、高性能モデルの「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」も販売されています。こちらは、スティックモジュールの交換やボタンのリマッピングなど、多彩なカスタマイズが可能なモデルです。価格は29,980円(税込)と高価ですが、自分に最適な操作性を追求したいユーザーから支持されています。
コントローラーは消耗品
コントローラーは使用頻度に応じてスティックやボタンが消耗していくため、いずれは買い替えが必要になるアイテムです。本体購入時に予備のコントローラーを一つ用意しておくと、万が一の故障や、家族や友人と対戦・協力プレイを楽しむ際に便利でしょう。
人気PS5ソフトの値段推移と買い時
PS5本体があっても、遊ぶためのソフトがなければ始まりません。PS5のゲームソフトの価格は、新作のいわゆる「AAAタイトル」の場合、8,000円から10,000円程度が一般的です。
ソフトの価格は、時間が経過するにつれて下落していく傾向にあります。賢くソフトを購入するためのポイントは以下の通りです。
- セールの活用:PlayStation Storeでは、季節ごとに大規模なセールが開催されます。発売から少し時間が経った人気タイトルが、50%オフ以上の割引価格で販売されることも珍しくありません。
- ベスト版を待つ:人気タイトルは、発売から1年〜2年ほどで「ベスト版」や「廉価版」として、より安い価格で再発売されることがあります。
- サブスクリプションサービスの利用:SIEが提供する「PlayStation Plus」の「ゲームカタログ」プランに加入すると、数百本のPS5/PS4タイトルが追加料金なしで遊び放題になります。遊びたいゲームがカタログに含まれているなら、最もコストパフォーマンスが高い選択肢です。
新作をすぐにプレイしたい場合を除き、これらの方法をうまく活用することで、ゲームにかかる費用を大幅に節約できます。
まとめ:今後のPS5値段推移を賢く見極める
この記事では、PS5の価格に関する様々な情報を解説しました。最後に、重要なポイントをリスト形式で振り返ります。
- PS5の初期価格は通常版54,978円、デジタル版43,978円だった
- 円安や物価高を背景に複数回の値上げが実施された
- 2024年9月の値上げは日本市場特有の事情が背景にある
- 現在の価格は通常版79,980円、デジタル版72,980円
- 供給安定化により転売価格は下落し定価で購入可能になった
- 中古市場は状態や付属品で価格が変動し新品との価格差は縮小傾向
- Amazonではセール時にソフトや周辺機器のセットがお得になる可能性がある
- ゲオでは新品・中古ともに在庫が安定している
- 高性能モデルのPS5 Proは希望小売価格98,978円で販売
- コントローラーの価格は安定しているが消耗品であることを意識する
- ソフトはセールやサブスクリプションの活用で費用を抑えられる
- 今後の大幅な値下げは当面期待しにくい状況
- 自身のプレイスタイルに合ったモデルを選ぶことが重要
- 購入を急がないならセール時期を待つのも一つの戦略
- 総合的なコストを考え最適な購入計画を立てることが賢明
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