PS5を手に入れて、これから本格的にオンラインゲームを楽しもうと考えているものの、「ps5の通信速度の目安っていったいどれくらいなんだろう?」と疑問に感じていませんか。
PS5の通信速度はどれくらいがいいですか?という基本的な問いから、Apexのような人気タイトルをプレイする際の通信速度の目安、さらにはオンラインプレイに必要なMbpsの具体的な数値まで、気になる点は多いでしょう。
この記事では、ゲームのダウンロード目安から、ラグに直結するPS5のPing測定の重要性、そしてps5の通信速度の確認方法までを網羅的に解説します。
また、ps5の通信速度が急に遅くなった、あるいはアップロードだけ遅いといった具体的なトラブルへの対処法や、誰でも簡単に試せるps5の回線速度を上げる設定、知っておきたいps5の通信速度の最大スペックについても詳しく掘り下げていきます。あなたのPS5ライフをより快適にするための情報が、ここにあります。
この記事でわかること
- PS5でゲームを快適に遊ぶための通信速度の具体的な数値
- ゲームジャンルごとに求められる回線速度とPing値の違い
- 通信速度が遅くなった時の原因と誰でもできる改善策
- PS5の性能を最大限に引き出すためのネットワーク設定
ps5の通信速度の目安は?【ジャンル別に解説】
- PS5の通信速度はどれくらいがいいですか?
- PS5のオンラインプレイに必要なMbpsは?
- ps5の通信速度ダウンロード目安と違い
- 人気FPS向けps5通信速度の目安はapexで解説
- ラグに関わるPS5のPing測定と理想値
PS5の通信速度はどれくらいがいいですか?
PS5でオンラインゲームを快適に楽しむために、「通信速度はどれくらいあれば良いのか?」という疑問は非常に重要です。結論から言うと、全てのゲームで快適なプレイを目指すのであれば、下り速度が30Mbps〜100Mbps以上、そしてPing値が30ms以下を一つの基準として考えると良いでしょう。
なぜなら、オンラインゲームは単にデータを受信するだけでなく、自分の操作情報をサーバーへ送り、他のプレイヤーの情報を受け取るという双方向の通信をリアルタイムで行う必要があるからです。下り速度はゲーム世界のデータや他のプレイヤーの動きをダウンロードする速さに関係し、これが不足すると画面がカクついたり、キャラクターの表示が遅れたりする原因となります。一方で、操作の快適さに直結するのが「Ping値」という応答速度です。この数値が小さいほど、ラグを感じにくくなります。
快適なプレイ環境の通信速度目安
- 下り(ダウンロード)速度:30Mbps以上(100Mbps以上が理想)
- 上り(アップロード)速度:10Mbps以上(30Mbps以上が理想)
- Ping値(応答速度):30ms以下(15ms以下が理想)
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。プレイするゲームのジャンルによって求められるスペックは変動します。次の見出しからは、より具体的なシーンを想定した必要な速度について解説していきます。
PS5のオンラインプレイに必要なMbpsは?
オンラインプレイで重要になる通信速度「Mbps(メガビーピーエス)」ですが、ゲームジャンルによって求められる水準が異なります。Mbpsは1秒間に送受信できるデータ量を表す単位で、数値が大きいほど高速です。
実は、オンラインゲームのプレイ中に実際に送受信されるデータ量は、動画視聴などに比べると数Mbps程度とそれほど大きくありません。しかし、最低ラインとして下り30Mbps、できればそれ以上の速度を推奨します。これは、ゲーム以外の通信(OSのアップデートなど)や、同居家族のネット利用があっても安定性を保つための「余裕」を確保するためです。
重要なのは速度よりも「安定性」
オンライン対戦において、Mbpsの数値の高さよりも圧倒的に重要なのが「Ping値」と「パケットロスの少なさ」です。通信が安定していれば、たとえ速度が30Mbps程度でも快適にプレイできるゲームは多いです。高いMbpsは、あくまで通信の安定性を高め、大容量ダウンロードを快適にするためのものと理解しましょう。
ここでは、代表的なゲームジャンルごとに推奨されるMbpsの目安を表にまとめました。
ゲームジャンル | 下り速度(推奨) | 上り速度(推奨) | 特徴 |
---|---|---|---|
FPS / TPS (Apex, CoDなど) |
70Mbps~100Mbps以上 | 30Mbps以上 | 十分な余裕を持ち、常に安定した通信を確保するため。Ping値が最重要。 |
格闘ゲーム (ストリートファイターなど) |
50Mbps以上 | 10Mbps以上 | コンボ入力など、0.1秒の遅延が勝敗を分けるためPing値も非常に重要。 |
アクション / MMORPG (原神, FF14など) |
30Mbps以上 | 5Mbps以上 | 大人数が同時に接続する場面では、より高い速度が求められることがある。 |
RPG / パズル / カードゲーム | 10Mbps以上 | 1Mbps以上 | リアルタイム性が低いため、比較的低い速度でも問題なくプレイ可能。 |
ps5の通信速度ダウンロード目安と違い
PS5の通信を語る上で、「ダウンロード速度」と「オンラインプレイに必要な速度」は、似ているようで役割が異なります。この違いを理解することが、快適なゲーム環境を整える第一歩です。
まず、ダウンロード速度は、PlayStation Storeからゲームソフトや追加コンテンツ、あるいはゲームのアップデートファイルといった大容量のデータをPS5本体に保存する際の速さを指します。例えば、100GBを超えるような大作ゲームをダウンロードする場合、この速度が速ければ速いほど待ち時間が短縮されます。快適なダウンロードのためには、100Mbps以上の速度が出ていることが望ましいです。
一方、オンラインプレイに必要な速度とは、ゲームをプレイしている最中に、サーバーや他のプレイヤーとリアルタイムでデータをやり取りする際の安定性や速さを指します。前述の通り、プレイ中の通信データ量はそれほど大きくないため、ダウンロード速度ほど高いMbpsは要求されません。それよりも、通信の「安定性」と「応答速度(Ping値)」がはるかに重要になります。
速度の役割まとめ
ダウンロード速度
役割:ゲーム本体やアップデートなど、大容量データの受信
重要度:高ければ高いほど待ち時間が減る
オンラインプレイ時の速度
役割:操作情報やキャラクターの位置情報など、少量データのリアルタイムな送受信
重要度:速度(Mbps)よりも安定性と応答速度(Ping値)が重要
つまり、ダウンロードが速いからといって、オンライン対戦でラグが発生しないとは限りません。ゲームのダウンロードもプレイも両方快適にしたいのであれば、「高いダウンロード速度」と「低く安定したPing値」の両方を満たすインターネット環境を目指す必要があります。
人気FPS向けps5通信速度の目安はapexで解説
Apex Legendsのような動きの速いFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)は、オンラインゲームの中でも特に高い通信品質が求められるジャンルです。
結論として、Apexを快適にプレイするための通信環境の理想は、Ping値が15ms以下で、パケットロスが常に0%であることです。その上で、通信の安定性を確保するための余裕として、下り速度70Mbps~100Mbps以上が推奨されます。FPSでは一瞬の判断や精密なエイムが勝敗を大きく左右するため、ごくわずかな通信の遅延(ラグ)やデータの欠損(パケットロス)も許されないからです。
「敵を見つけて撃ったはずなのに、なぜか負けてしまう…」「角から飛び出してきた敵に反応する前に倒された…」といった経験はありませんか? もしかしたら、それは通信環境が原因かもしれません。
具体的に、通信環境が悪いと以下のような不利な状況が発生しやすくなります。
- 敵の動きがカクカクして見える(パケットロス):正確に狙うことが困難になります。
- 弾が当たらない(弾抜け):自分の画面では当たっているように見えても、サーバー上では当たっていない判定になります。
- 行動の遅延:アビリティの発動や遮蔽物への移動がコンマ数秒遅れ、致命的な隙を生みます。
これらの現象は、Mbpsという速度の数値以上に、Ping値の高さや通信の不安定さ(パケットロスの発生)に起因することがほとんどです。Apexのゲーム内では、データセンター選択画面で各サーバーへのPing値を確認できます。ここで表示される数値が常に50msを超えているようであれば、一度ご自身のネットワーク環境を見直してみることを強く推奨します。
ラグに関わるPS5のPing測定と理想値
オンラインゲームにおける「ラグ」の最大の原因とも言えるのがPing(ピン)値です。Ping値とは、自分の操作情報がゲームサーバーに到達し、その応答が返ってくるまでの時間を指し、「ms(ミリ秒)」という単位で表されます。この数値が小さければ小さいほど、応答が速く、ラグが少ないことを意味します。
残念ながら、PS5の本体機能には、直接Ping値を測定する機能は搭載されていません。「インターネット接続を診断」で表示されるのはダウンロードとアップロードの速度(Mbps)のみです。そのため、自宅の回線のPing値を正確に知るには、同じネットワークに接続されたPCやスマートフォンを使って、インターネット上のスピードテストサイトを利用するのが一般的です。
ゲームジャンル別Ping値の理想
- FPS・格闘ゲーム:15ms以下(ほぼラグなしで快適)
- アクション・MMORPG:30ms以下(快適にプレイ可能)
- その他ジャンル:50ms以下(ほとんどのゲームで問題なし)
一般的に、Ping値が50msを超えると、ゲームによっては遅延を体感し始める可能性があります。100msを超えると、多くのゲームでプレイに支障が出ると考えた方が良いでしょう。
Ping値が高いとどうなる?
Ping値が高い状態は、いわば「指示を出してからキャラクターが動くまで時間がかかる」状態です。これにより、敵の攻撃を避けられなかったり、自分の攻撃が当たらなかったりと、ゲームプレイにおいて非常に不利な状況に陥ります。通信速度(Mbps)が十分に出ているにも関わらずラグを感じる場合は、このPing値を疑ってみましょう。
Ping値は、自宅からゲームサーバーまでの物理的な距離や、経由するネットワーク機器、そして契約している回線の種類やプロバイダーの混雑状況など、様々な要因に影響されます。改善するには、後述する有線接続への変更や、IPv6対応の高速な光回線への乗り換えなどが有効です。
ps5通信速度の目安を下回る原因と改善策
- まずはps5で通信速度を確認する方法
- ps5の有線・Wi-Fiでの通信速度の最大値
- ps5の通信速度が急に遅くなった時の原因
- ps5でアップロードだけ遅い時の対処法
- すぐできるps5の回線速度を上げる設定
- まとめ:ps5の通信速度の目安と快適な環境
まずはps5で通信速度を確認する方法
通信環境の改善を始める前に、まずは現状の速度を正確に把握することが重要です。PS5で通信速度を確認するには、主に2つの方法があります。
PS5本体の「インターネット接続を診断」機能
最も手軽で基本的な確認方法です。PlayStation Networkのサーバーとの通信速度を測定するため、実際のゲームプレイに近い環境での数値を把握できます。
- PS5のホーム画面から[設定](歯車アイコン)を選択します。
- [ネットワーク] > [接続状況]の順に進みます。
- [インターネット接続を診断する]を選択します。
診断が完了すると、「接続速度(ダウンロード)」と「接続速度(アップロード)」が表示されます。この数値を、これまで解説してきた各種目安と比較してみてください。
PS5本体の測定結果に関する注意点
本体の「インターネット接続を診断」機能は、PlayStation Network(PSN)のサーバーとの通信速度を測定します。そのため、PCやスマホで計測する一般的なスピードテストサイトの結果よりも、数値が低く表示される傾向があります。これはPSNサーバー側の応答速度や混雑状況に影響されるためで、必ずしもご自身のインターネット回線の性能が低いというわけではありません。「思ったより速度が出ていないな」と感じても、異常ではないケースが多いので安心してください。
PS5のブラウザ機能を使う方法
PS5には正式なブラウザアプリはありませんが、隠し機能を利用してWebサイトにアクセスすることで、より汎用的なスピードテストサイトを利用できます。これにより、インターネット回線そのものの最大速度に近い数値を測定することが可能です。
- [設定] > [ユーザーズガイドと、安全および法律に関する情報] > [ユーザーズガイド]を選択します。
- ユーザーズガイドが表示されたら、検索機能やページ内のリンクを利用して外部サイト(例:Googleなど)に移動します。
- 移動先の検索エンジンで「スピードテスト」と検索し、「Speedtest by Ookla」や「Fast.com」などのサイトにアクセスして測定します。
ps5の有線・Wi-Fiでの通信速度の最大値
PS5は、最新の通信規格に対応しており、非常に高いポテンシャルを秘めています。この性能を最大限に引き出すためには、有線接続と無線(Wi-Fi)接続のスペック上の違いを理解しておくことが大切です。
有線接続(LANケーブル)の最大速度
PS5のLANポートは「1000BASE-T」、いわゆるギガビット・イーサネットに対応しています。これにより、理論上の最大通信速度は1Gbps(=1000Mbps)となります。有線接続の最大のメリットは、この高速通信を非常に安定して利用できる点です。電波干渉などの影響を受けにくく、Ping値も低く抑えられるため、オンラインゲームには最も適した接続方法と言えます。
無線接続(Wi-Fi)の最大速度
PS5は、最新規格である「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」に対応しています。Wi-Fi 6の理論上の最大通信速度は9.6Gbpsにも達しますが、これはあくまで実験室レベルでの理想的な数値です。
Wi-Fi 6の「理論値」と「実効速度」
実際に家庭環境でWi-Fi 6を利用する場合、実効速度は数百Mbpsから、環境が整っていても1Gbps程度に落ち着くのが一般的です。壁などの障害物、ルーターの性能、そして契約しているインターネット回線の速度が上限となるため、「最大9.6Gbps」という数値を鵜呑みにしないよう注意しましょう。
まとめると、PS5は有線・無線ともに高速なインターネット回線の性能を十分に引き出せるスペックを備えています。特に、オンラインゲームの安定性を最優先するなら有線接続、ケーブルの取り回しが難しい場合でもWi-Fi 6対応ルーターを使えば無線で快適な環境を構築可能、と覚えておくと良いでしょう。
ps5の通信速度が急に遅くなった時の原因
昨日まで快適だったのに、今日になったら急にPS5の通信速度が遅くなった、という経験はありませんか。このような突然の速度低下には、いくつかの原因が考えられます。
問題解決のためには、原因がどこにあるのかを切り分けることが重要です。考えられる主な原因は以下の通りです。
- PlayStation Network(PSN)の障害やメンテナンス:PSN側で問題が発生している場合、全てのユーザーに影響が出ます。公式サイトやSNSで障害情報が発表されていないか確認しましょう。
- インターネット回線事業者側の問題:契約しているプロバイダーや回線事業者側で障害が発生している可能性もあります。
- ネットワーク機器の一時的な不調:PS5本体、ルーター、ONU(光回線終端装置)などが、長時間の使用による熱暴走や内部エラーで不調をきたしている場合があります。
- Wi-Fiの電波干渉:電子レンジや他のWi-Fi機器など、周辺の電波を発する機器が干渉し、Wi-Fi接続が不安定になっているケースです。
- インターネット回線の混雑:夜間や休日など、多くの人がインターネットを利用する時間帯は、回線が混雑して速度が低下しやすくなります。
- LANケーブルやルーターの劣化・故障:長年使用している機器が物理的に故障したり、性能が劣化したりしている可能性も考えられます。
速度が遅くなったと感じたら、まずは慌てずにPS5、ルーター、ONUの順番で再起動を試してみてください。電源をコンセントから抜き、数分待ってから再度電源を入れるだけで、一時的な不調が改善されるケースは非常に多いです。
再起動で改善しない場合は、上記の原因を一つずつチェックしていくことになります。他のデバイス(PCやスマホ)でも同様に速度が遅い場合は回線やルーター側の問題、PS5だけで遅い場合はPS5本体やPSN側の問題、というように切り分けていくと、原因の特定がしやすくなります。
ps5でアップロードだけ遅い時の対処法
通信速度を測定した際に、「ダウンロードは速いのに、アップロードだけが極端に遅い」という状況に陥ることがあります。アップロード速度は、ボイスチャットの音声や、ライブ配信の映像、そしてオンラインゲームでの自分の操作情報をサーバーに送る速さに関わるため、これが遅いと様々な問題が発生します。
アップロード速度だけが遅くなる主な原因は以下の通りです。
アップロードが遅い主な原因
- 契約している回線プランの仕様:特にケーブルテレビ回線や一部の光回線プランでは、下り速度に比べて上り速度が低く設定されている場合があります。
- Wi-Fi接続の不安定さ:無線接続は上り通信が不安定になりやすい傾向があります。
- ルーターの性能不足や設定ミス:古いルーターや、特定のセキュリティ設定(QoSなど)がアップロードを制限している可能性があります。
- 特定のソフトウェアの影響:バックグラウンドでクラウドストレージへの同期などが動いていると、アップロード帯域を消費してしまいます。
この問題に対する最も効果的な対処法は、有線LANケーブルで接続することです。無線に比べて通信が安定し、アップロード速度の改善が期待できます。それでも改善しない場合は、以下の対処法を試してみてください。
- ルーターとPS5を再起動する:機器の一時的な不調をリセットします。
- Wi-Fiの周波数帯を5GHzに変更する:2.4GHz帯に比べて電波干渉が少なく、速度が安定しやすいです。
- 契約プランを見直す:プロバイダーの公式サイトなどで、契約中のプランの上り最大速度を確認し、必要であればプラン変更を検討します。
- ルーターを交換する:長年同じルーターを使っている場合は、最新の高性能な機種に交換することで改善する可能性があります。
特にゲーム実況の配信などを考えている方にとって、アップロード速度は生命線です。快適な配信環境を整えるためにも、上り速度が安定して確保できる回線を選ぶことが重要になります。
すぐできるps5の回線速度を上げる設定
インターネット回線の契約やルーターの買い替えはハードルが高いと感じる方でも、PS5の設定を少し見直すだけで通信速度が改善する場合があります。ここでは、誰でもすぐに試せる効果的な設定を3つ紹介します。
1. 有線LAN接続に切り替える
前述の通り、最も確実で効果的な方法が有線接続への切り替えです。Wi-Fi(無線)接続は手軽ですが、壁などの障害物や他の電波からの干渉を受けやすく、速度が不安定になりがちです。LANケーブルでPS5とルーターを直接接続することで、通信の安定性が格段に向上し、速度低下やラグのリスクを大幅に減らすことができます。
まだ試したことがない方は、ぜひ一度有線接続での速度を測定してみてください。
2. Wi-Fiの周波数帯を5GHzに変更する
どうしても有線接続が難しい場合は、Wi-Fiの接続設定を見直しましょう。Wi-Fiには主に「2.4GHz」と「5GHz」という2つの周波数帯があります。
- 2.4GHz:障害物に強く遠くまで届きやすいが、電子レンジなど他の家電と電波干渉しやすく、速度が遅い。
- 5GHz:障害物に弱く通信距離は短いが、電波干渉が少なく、通信速度が非常に速い。
PS5でオンラインゲームをプレイする際は、ルーターの近くにPS5を設置し、5GHz帯のWi-Fiに接続することで、速度と安定性の向上が期待できます。PS5のネットワーク設定画面から、接続するWi-Fi(SSID)を選択し直してみてください。
3. DNSサーバーを手動で設定する
少し専門的になりますが、「DNS設定」の変更も効果的な場合があります。DNSとは、インターネット上の住所(IPアドレス)とWebサイトのURLを結びつける役割を担うサーバーのことです。通常はプロバイダーが提供するDNSサーバーに自動接続されていますが、これを応答速度の速いパブリックDNSに変更することで、通信全体のレスポンスが改善される可能性があります。
設定方法は以下の通りです。
- [設定] > [ネットワーク] > [設定] > [インターネット接続を設定]
- 接続しているネットワークを選択し、[詳細設定]を選択
- [DNS設定]を「手動」に変更し、以下のDNSアドレスを入力
提供元 | プライマリDNS | セカンダリDNS |
---|---|---|
8.8.8.8 | 8.8.4.4 | |
Cloudflare | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 |
環境によっては効果がない、あるいは逆に遅くなる場合もありますが、設定は簡単に元に戻せるので、一度試してみる価値はあるでしょう。
まとめ:ps5の通信速度の目安と快適な環境
- オンラインプレイで最重要なのはPing値と通信の安定性
- Mbpsの数値は安定性を確保するための余裕と考える
- 一般的な目安は下り30Mbps以上、Ping値30ms以下
- FPSや格闘ゲームではPing値15ms以下が理想
- 大容量ゲームのダウンロードには100Mbps以上あると快適
- PS5本体の速度診断はPSNサーバーとの通信値
- 本体の測定値が低くても異常ではない場合が多い
- Wi-Fi 6の最大9.6Gbpsは理論値で実効速度はもっと低い
- 通信の安定性を最優先するなら有線接続が最強
- Wi-Fi接続なら5GHz帯を利用するのが基本
- 通信が急に遅くなったらまずネットワーク機器の再起動を試す
- アップロードだけ遅い場合は回線プランの仕様も確認
- DNS設定を手動変更すると応答速度が改善することがある
- 最適な通信環境はプレイするゲームと環境によって異なる
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