第1章:はじめに ― ドラクエはどれから遊ぶべき?
「ドラゴンクエスト」シリーズ――通称「ドラクエ」。1986年に初代が発売されてから、ナンバリングだけでも11作、さらに数多くのリメイク版や外伝作品が登場し、日本のRPG文化を支えてきた伝説的シリーズです。
しかし、これから遊んでみたいと思った人にとって、ひとつ大きな問題が立ちはだかります。
それは―― 「結局どのドラクエから遊べばいいの?」 という悩みです。
シリーズ作品はどれも魅力的で、ストーリーの完成度、自由度、キャラクターの個性、グラフィック表現などがそれぞれ異なります。最新作だけを楽しむのも良いですが、過去の名作を体験することで「ドラクエ」というシリーズ全体の奥深さを堪能できるのも大きな魅力です。
この記事では、そんな迷える冒険者のために、「初心者が安心して始められる作品」、「感動的な物語を楽しみたい人におすすめの作品」、「やりこみ派に刺さる作品」など、目的別・テーマ別にドラクエのおすすめを徹底解説します。
記事の結論(先に知りたい方へ)
-
初めてなら → ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(ドラクエ11S)
-
泣けるストーリーなら → ドラゴンクエストV 天空の花嫁(ドラクエ5)
-
自由に冒険を楽しみたいなら → ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(ドラクエ3)
これらの作品は、ゲーム初心者からコアなRPGファンまで幅広い層に支持され続けています。
本記事を読み終える頃には、きっと 「自分にぴったりのドラクエはこれだ!」 と自信を持って選べるようになるはずです。
第2章:ドラクエシリーズの全体像と特徴
「ドラゴンクエスト」は、日本で最も有名なRPGシリーズのひとつです。作品ごとに独立した物語が展開されますが、世界観やモンスター、呪文やアイテムなどには一貫性があり、「ドラクエらしさ」を感じられるのが大きな魅力です。ここでは、シリーズを理解しやすいように、大きく三つの系譜に分けて特徴を整理してみましょう。
1. ロトシリーズ(ドラゴンクエスト1~3)
-
特徴:シリーズの原点であり、勇者ロトの伝説を描いた三部作。
-
物語性:1作目はシンプルな「魔王討伐」の物語から始まり、2作目で冒険の規模が拡大、3作目で壮大なロト伝説が完結します。
-
おすすめポイント:クラシックRPGの基礎を味わえる。「冒険の原点を知りたい」という人にはぴったりです。
2. 天空シリーズ(ドラゴンクエスト4~6)
-
特徴:より複雑で感情豊かなストーリー展開が魅力。特に仲間キャラクターそれぞれに焦点が当たり、ドラマ性が強化されています。
-
代表作:
-
ドラクエ4 → 仲間たちの物語をオムニバス形式で描く
-
ドラクエ5 → 親子三世代にわたる物語、花嫁選びイベントで話題に
-
ドラクエ6 → 夢と現実を行き来する世界観が特徴
-
-
おすすめポイント:感動系のストーリーや濃厚なキャラクター描写を楽しみたい人に最適。
3. 進化を続ける新世代(ドラゴンクエスト7~11)
-
特徴:ゲームシステムや表現力が大きく進化。3Dグラフィックの導入や膨大なシナリオ量、ボイス付き演出などが特徴です。
-
代表作:
-
ドラクエ7 → 圧倒的なボリューム(数百時間遊べるとも)
-
ドラクエ8 → 初のフル3D化で世界を冒険できる臨場感
-
ドラクエ9 → すれ違い通信で社会現象に
-
ドラクエ11 → シリーズの集大成と呼ばれる完成度
-
-
おすすめポイント:最新の技術で描かれる壮大な冒険を楽しみたい人や、ボリューム重視の人におすすめ。
ドラクエシリーズ全体の魅力
-
「呪文やモンスターの共通性」 → どの作品を遊んでも「ドラクエらしさ」を感じられる
-
「作品ごとに独立した物語」 → シリーズ順に遊ばなくても問題なし
-
「進化し続けるゲーム性」 → 初代のシンプルさから最新作の壮大さまで幅広い楽しみ方が可能
第3章:初心者におすすめ!まずは「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」
「ドラクエを初めて遊ぶならどれがいいの?」という問いに、多くのファンやレビューが口を揃えて推すのが、「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」(通称:ドラクエ11S) です。シリーズの集大成とも呼ばれるこの作品は、初心者が迷わず楽しめるバランスの良さが際立っています。
1. ドラクエ11Sの基本情報
-
発売年:2019年(Switch版)※PS4/PS5/Steam/Xbox版もあり
-
プレイ時間:メインシナリオだけで約60~80時間、やり込み要素を含めると100時間以上
-
特徴:シリーズの要素を詰め込みつつ、新規プレイヤーでも迷わない親切設計
2. 初心者におすすめできる理由
-
物語のわかりやすさ
王道の「勇者と魔王の戦い」というシンプルなストーリー軸。シリーズを知らなくても問題なく感情移入できます。 -
キャラクターの魅力
カミュ、ベロニカ、セーニャなど、個性的な仲間たちとの冒険が描かれます。特に「仲間との絆」が強調されているため、物語への没入感が高いです。 -
遊びやすさ
難易度は初心者でも安心して進められるバランス。オートバトルやスキルパネルなど、現代的な快適システムが導入されています。 -
2D/3D両対応
Switch版では2Dモードと3Dモードを切り替え可能。懐かしさと新しさの両方を体験できます。
3. メリットとデメリット
メリット
-
初心者でも迷わないストーリーとゲーム性
-
グラフィック、演出が美しく「最新のドラクエ体験」が可能
-
豊富なサイドコンテンツややり込み要素
デメリット
-
プレイ時間が長く、人によっては「ボリューム過多」と感じる場合あり
-
シリーズを網羅したネタやオマージュが多く、過去作を知らないと気づかない要素もある
4. 対応ハードとプレイ環境
-
Switch版:携帯・TV両対応、2Dモードあり
-
PS4/PS5版:高画質で快適プレイ
-
Steam/Xbox版:PCや次世代機での安定動作
➡ どの環境でも快適に遊べるため、ハードを選ばずおすすめできます。
5. 体験談(エモーショナルレビュー)
実際にプレイしたユーザーからは、次のような声が多数寄せられています。
-
「仲間との別れと再会のシーンで泣いた」
-
「気づけば100時間遊んでいた。ボリュームがすごい」
-
「ドラクエを初めて遊んだけど、すぐに世界に入り込めた」
これらの体験談が示すように、ドラクエ11Sは「初心者の入口」として最適な作品です。
第4章:感動ストーリーを味わいたい人に「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」
「泣けるRPG」と言えば、多くのファンが真っ先に挙げるのが 「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」 です。1992年にスーパーファミコンで発売されて以来、リメイク版や移植版を重ねながら、今なお“感動の名作”として語り継がれています。
1. ドラクエ5の基本情報
-
初出:1992年(スーパーファミコン)
-
リメイク:PS2版、DS版、スマホ版
-
プレイ時間:40〜60時間前後
-
特徴:親子三世代にわたる壮大な物語と、花嫁選びのシステム
2. 泣ける物語の魅力
ドラクエ5の最大の魅力は、「主人公の一生を体験する」 という点です。
-
幼少期 → 奴隷として囚われる苦難の始まり
-
青年期 → 仲間や花嫁との出会い、結婚
-
壮年期 → 子どもたちが成長し、親子三世代で冒険
このように、主人公の人生を追体験できるストーリー構成は、RPGの中でも非常に珍しい形式です。プレイヤーは単なる「勇者の冒険」ではなく、人生の喜びや悲しみを共に体感できるのです。
3. 花嫁選びイベント
もうひとつの大きな特徴は「花嫁選び」。
ビアンカ、フローラ(リメイク版ではデボラも追加)といったヒロインの中から、結婚相手を選ぶことになります。
-
ビアンカ:幼なじみでファン人気も高い
-
フローラ:良家の令嬢で、安定と優雅さ
-
デボラ(DS以降):強気な性格でユニークな魅力
この選択が物語や仲間モンスターに影響するため、プレイヤーごとに異なる冒険体験が可能になります。
4. モンスター仲間システム
ドラクエ5では、倒したモンスターを仲間にできるシステムが導入されました。
「スライムナイト」や「キラーマシン」と共に冒険できる楽しさは、後の作品にも受け継がれる画期的な要素です。
5. メリットとデメリット
メリット
-
感動的なストーリー展開で強烈に心に残る
-
花嫁選びで物語が分岐するユニークさ
-
モンスター仲間システムの面白さ
デメリット
-
グラフィックやUIは古め
-
バトルテンポが現代基準では少し遅い
-
初心者にとっては難易度がやや高め
6. プレイ環境とおすすめ版
-
スマホ版:気軽にプレイ可能、操作性はタッチベース
-
DS版:携帯機でプレイでき、デボラが追加
-
PS2版:グラフィックの進化と家庭用の快適さ
➡ 初めてなら「DS版」か「スマホ版」が手軽でおすすめです。
7. プレイヤーの声
-
「幼少期の別れのシーンで涙が止まらなかった」
-
「花嫁選びで本気で悩んだ。誰を選んでも後悔はない」
-
「親子で冒険する展開に胸が熱くなった」
こうした声が示す通り、ドラクエ5は“泣けるドラクエ”の代表格です。物語に没入したい人にとって、絶対に外せない1本と言えるでしょう。
第5章:自由な冒険とやりこみ要素なら「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」
シリーズの中でも特に「自由度」と「やりこみ要素」で名高いのが 「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」 です。1988年の発売当時から社会現象を巻き起こし、今なお「ドラクエ最高傑作」と呼ぶファンが多い作品です。
1. 基本情報
-
初出:1988年(ファミコン)
-
リメイク:SFC版、GBC版、スマホ版、2024年にHD-2Dリメイク版発売
-
プレイ時間:40〜60時間(やり込み次第で100時間以上)
-
特徴:転職システム、仲間編成の自由度、冒険の広がり
2. ドラクエ3の大きな魅力
-
転職システム
キャラクターを自由に転職させることができ、職業の組み合わせ次第で無限の戦略が広がります。
例:戦士→僧侶→賢者、と育成して万能キャラを作ることも可能。 -
仲間編成の自由度
勇者以外は自由に職業を選べるため、自分だけのパーティを作り上げられます。
「戦士・武闘家・僧侶・魔法使い」など定番から、「遊び人・商人」を含む変則パーティまで楽しめます。 -
壮大な冒険と驚きの展開
大陸を股にかけた冒険の果てに待つ“衝撃の真実”は、当時のプレイヤーを驚かせ、今なお語り草になっています。
3. HD-2Dリメイク版の特徴(2024年発売)
-
最新技術で蘇る名作:『オクトパストラベラー』風の美麗なドット絵+立体的な背景
-
対応ハード:Switch/PS5/Steam
-
改良点:UIの快適化、戦闘テンポ改善、グラフィック刷新
➡ レトロ感と現代的な快適さを両立させた新しい体験が可能です。
4. メリットとデメリット
メリット
-
圧倒的な自由度で「自分だけの冒険」ができる
-
転職システムによるやり込み要素の豊富さ
-
シリーズ史に残る名ストーリー展開
デメリット
-
古いバージョンでは操作性やテンポがやや不便
-
自由度が高すぎて初心者には少し難しく感じる場合も
-
ストーリーはシンプルで、キャラクター個性は後続作ほど強くない
5. プレイヤーの声
-
「自分でパーティを作れるのが本当に楽しい」
-
「ラスボス後の展開に震えた。あの衝撃は忘れられない」
-
「リメイク版で快適に遊べるようになったのは嬉しい」
6. まとめ
「ドラクエ3」は、自由度を求める人・やり込み好きな人・シリーズの原点を体験したい人に最適な1本です。特に2024年のHD-2Dリメイク版は、過去作を知らない世代にも新鮮に響く名作として再評価されています。
第6章:その他の名作おすすめランキング(4〜10位)
ドラクエシリーズには、11S・5・3以外にも数多くの魅力的な名作が存在します。ここでは、ファンの間で特に評価が高いタイトルをランキング形式で紹介します。
🏅 第4位:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
-
特徴:シリーズ初のフル3D化。広大な世界を自由に冒険できる臨場感が魅力。
-
おすすめポイント:
-
キャラボイス導入により仲間との掛け合いが楽しい
-
馬車で移動する広大なフィールド探索
-
ストーリーが王道かつ壮大で入り込みやすい
-
-
対応ハード:PS2、3DS(リメイク版は追加要素あり)、スマホ
🏅 第5位:ドラゴンクエストVI 幻の大地
-
特徴:現実世界と夢の世界を行き来する独自の設定。
-
おすすめポイント:
-
職業システムによる育成の自由度
-
シリアスで深みのあるストーリー展開
-
後半にかけて明かされる“真実”が印象的
-
-
対応ハード:SFC、DS、スマホ
🏅 第6位:ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
-
特徴:仲間たちの物語をオムニバス形式で描く群像劇。
-
おすすめポイント:
-
各章で仲間視点の物語を体験できる
-
第5章で全員が合流するカタルシス
-
ラスボス「デスピサロ」の悲劇的ストーリーが語り継がれている
-
-
対応ハード:FC、PS、DS、スマホ
🏅 第7位:ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
-
特徴:圧倒的なボリュームで「最長ドラクエ」と呼ばれる。
-
おすすめポイント:
-
膨大なシナリオ数(島ごとに異なるストーリー)
-
村や町を復活させるパズル的要素
-
重厚な物語展開と社会問題的テーマ
-
-
対応ハード:PS、3DS
🏅 第8位:ドラゴンクエストIX 星空の守り人
-
特徴:ニンテンドーDS専用ソフトで大ヒット。
-
おすすめポイント:
-
すれ違い通信で社会現象を巻き起こした
-
キャラメイク自由度が高く、オリジナル主人公で冒険できる
-
豊富な追加クエストで長く遊べる
-
-
対応ハード:DS
🏅 第9位:ドラゴンクエストII 悪霊の神々
-
特徴:シリーズ初の「仲間システム」導入。
-
おすすめポイント:
-
複数人パーティでの冒険が楽しめる最初の作品
-
広大な海を渡る冒険感
-
難易度が高くやりごたえがある
-
-
対応ハード:FC、SFC、GBC、スマホ
🏅 第10位:ドラゴンクエストI
-
特徴:すべての原点。シンプルかつ短時間でクリア可能。
-
おすすめポイント:
-
RPG史を切り開いた作品として体験する価値あり
-
ゲーム初心者でもサクッと遊べる
-
王道の「勇者と魔王」の物語を最初に味わえる
-
-
対応ハード:FC、SFC、GBC、スマホ、Switch
まとめ
ドラクエシリーズは、それぞれの作品に独自の魅力があります。
11S・5・3が「まず遊んでほしい代表作」だとすれば、この4位〜10位に入る作品は、シリーズをさらに深く楽しみたい人に最適な選択肢です。
第7章:テーマ別おすすめ ― 自分に合ったドラクエを見つけよう
ドラクエシリーズはタイトル数が多いため、「どれを選べばいいのか分からない」という声がよく聞かれます。
そんなときは、自分のプレイスタイルや目的に合わせて選ぶのがおすすめです。ここでは、テーマ別に最適な作品を紹介します。
1. 初心者におすすめ
👉 ドラゴンクエストXI S
-
王道のストーリー、親切設計、グラフィックの美しさ
-
2D/3D切り替え機能で遊びやすさも抜群
-
初めて遊ぶなら迷わずこれ!
2. 感動のストーリーを楽しみたい
👉 ドラゴンクエストV 天空の花嫁
-
主人公の人生を追体験できる三世代の物語
-
花嫁選びによる分岐でプレイヤーごとに異なる冒険
-
「泣けるRPG」として不動の地位
3. 自由度とやりこみ要素を求める
👉 ドラゴンクエストIII
-
転職システムで自由に育成可能
-
自分だけのパーティ編成ができる
-
HD-2Dリメイク版で新旧問わず楽しめる
4. 迫力ある3D世界を冒険したい
👉 ドラゴンクエストVIII
-
フル3D化による広大な世界探索
-
馬車での冒険、空を飛ぶ演出など臨場感抜群
-
キャラ同士の掛け合いも魅力
5. ボリュームたっぷりの長編を楽しみたい
👉 ドラゴンクエストVII
-
シナリオ数が膨大で100時間以上遊べる
-
一つひとつの島に独立した物語があり、飽きずに進められる
-
じっくり腰を据えて遊びたい人向け
6. サクッと短時間でクリアしたい
👉 ドラゴンクエストI
-
シンプルな魔王討伐ストーリー
-
10時間程度でクリア可能
-
シリーズの原点を味わいたい人にもおすすめ
7. マルチプレイや交流を楽しみたい
👉 ドラゴンクエストIX
-
すれ違い通信や協力プレイが特徴
-
キャラメイクの自由度が高い
-
今は通信機能が制限されるが、当時の熱気は伝説級
まとめ:目的別早見チャート
-
初心者 → ドラクエ11S
-
感動派 → ドラクエ5
-
やりこみ派 → ドラクエ3
-
3Dの冒険派 → ドラクエ8
-
長編好き → ドラクエ7
-
短時間派 → ドラクエ1
-
交流好き → ドラクエ9
このようにテーマ別に見ていくと、「自分に合ったドラクエ」がはっきり見えてきます。シリーズは順番に遊ぶ必要がないので、まずは自分のプレイスタイルに合った一本から始めるのが一番です。
第8章:ハード別おすすめ ― どの機種で遊ぶ?
ドラクエシリーズは30年以上の歴史があるため、作品によって遊べるハードが大きく異なります。プレイ環境を考慮せずに購入すると、「自分の持っている機種で遊べなかった」という失敗も起こりがちです。ここでは、主要なハード別に「どのドラクエが最適か」を整理します。
1. Nintendo Switch
-
おすすめ作品:ドラクエXI S、ドラクエIII(HD-2Dリメイク)、ドラクエ1〜3(DL版)、ドラクエビルダーズシリーズ
-
強み:携帯モードとTVモード両対応。じっくり遊ぶもよし、持ち歩きもよし。
-
メリット:2Dモード・3Dモード切り替え(XI S)、短時間プレイしやすい。
2. PlayStation(PS4/PS5)
-
おすすめ作品:ドラクエXI S、ドラクエヒーローズシリーズ、ドラクエビルダーズシリーズ
-
強み:美麗グラフィック、安定した動作。
-
メリット:据え置き環境でじっくりプレイできる。特にXI Sは大画面で映える。
3. PC(Steam)
-
おすすめ作品:ドラクエXI S、ドラクエX(オンライン)、ドラクエIII(HD-2Dリメイク予定)
-
強み:高解像度対応、MODによるカスタマイズ可能(XI Sなど)。
-
メリット:コントローラー派・キーボード派どちらでも快適。PCでRPGをじっくり遊びたい層に最適。
4. スマートフォン(iOS/Android)
-
おすすめ作品:ドラクエ1〜8、ドラクエモンスターズシリーズ、ドラクエポータルアプリ
-
強み:過去作のリメイクが手軽に遊べる。移動中やスキマ時間にもプレイ可能。
-
メリット:価格が比較的安く、購入もダウンロードですぐ可能。
5. ニンテンドーDS/3DS
-
おすすめ作品:ドラクエIV〜IX、ドラクエモンスターズシリーズ
-
強み:2画面表示による遊びやすさ、携帯機での快適な操作性。
-
メリット:中古市場で手に入れやすいタイトルが多い。
6. オンライン専用(ドラクエX)
-
対象ハード:Switch/PC/PS4
-
特徴:MMORPG形式で、仲間と一緒に冒険できる唯一のナンバリング作品。
-
メリット:定期的なアップデートで長期的に遊べる。
-
注意点:月額課金制のためコストがかかる。
まとめ:ハード別おすすめ早見表
ハード | おすすめ作品 | 特徴 |
---|---|---|
Switch | 11S、III(HD-2D)、1〜3 | 携帯・据置両用、遊びやすさ抜群 |
PS4/PS5 | 11S、ヒーローズ、ビルダーズ | 大画面&安定動作 |
PC(Steam) | 11S、X、III(HD-2D) | 高解像度、自由度高い |
スマホ | 1〜8(リメイク)、モンスターズ | 手軽、安価、隙間時間向き |
DS/3DS | IV〜IX、モンスターズ | 携帯性&豊富な作品 |
オンライン | X | MMORPG、長期プレイ可能 |
🎮 ポイント:
持っているハードによって最適な選択肢は変わりますが、最新の「11S」や「3(HD-2D版)」は複数ハードに対応しているため、プレイヤー環境に合わせて選びやすいのも魅力です。
第9章:リメイク版・移植版の違いと注意点
ドラクエシリーズは30年以上の歴史の中で、数多くのリメイク版・移植版が発売されています。グラフィックの進化や追加要素が魅力ですが、その一方で「どのバージョンを買えばいいのか分からない」という悩みを持つ人も多いでしょう。ここでは、リメイク版や移植版を選ぶ際のポイントと注意点を整理します。
1. リメイク版の特徴
リメイク版は、**「過去作を現代のプレイヤー向けに作り直したもの」**です。
-
グラフィックの刷新(2Dから3Dへ、HD-2D化など)
-
UI改善(オート戦闘、メニュー操作の簡略化)
-
新規イベントやキャラクターの追加
例:
-
ドラクエV(DS版) → 新キャラ「デボラ」が追加
-
ドラクエIII(HD-2Dリメイク版) → 美麗なビジュアルと遊びやすいUI
➡ 「追加要素を体験したい」「最新の環境で遊びたい」ならリメイク版がおすすめです。
2. 移植版の特徴
移植版は、**「当時のゲームをほぼそのまま、他のハードで遊べるようにしたもの」**です。
-
オリジナル要素を極力そのまま再現
-
グラフィックやバランスは基本的に当時のまま
-
大幅な追加要素は少ない
例:
-
スマホ版ドラクエI〜III → FCやSFC版をベースに移植
-
Switch版ドラクエXI S(移植) → Switch以外に最適化
➡ 「オリジナルの雰囲気を味わいたい」「当時の体験に近い形で遊びたい」人におすすめです。
3. リメイク版・移植版を選ぶときの注意点
-
グラフィックの好み
-
HD-2D版のようなリッチな表現が好きか、ドット絵のレトロ感が良いかで選び方が変わります。
-
-
追加要素の有無
-
花嫁追加(ドラクエV)、隠しダンジョン(ドラクエIIIリメイク版)など、内容が変わることも。
-
-
プレイ環境
-
スマホで気軽に遊びたいのか、大画面で腰を据えて遊びたいのかを考えると失敗しにくい。
-
-
価格の違い
-
リメイク版はフルプライスに近い場合が多く、移植版は低価格なことが多い。
-
4. プレイヤーの声から見る傾向
-
「リメイク版は遊びやすいけど、昔の雰囲気が消えていて少し物足りない」
-
「移植版は懐かしいけど不便さが気になる」
-
「HD-2D版は新旧の良さを兼ね備えていて最高!」
このように、それぞれにメリット・デメリットがあります。
まとめ
-
リメイク版 → 遊びやすさ、追加要素、最新グラフィックを楽しみたい人向け
-
移植版 → 当時の雰囲気を大切にしたい人、安価に手軽に遊びたい人向け
つまり、「最新の快適さか、昔ながらの雰囲気か」――自分のプレイスタイルに合わせて選ぶのがベストです。
第10章:まとめ ― あなたにおすすめのドラクエはこれ!
ここまで、ドラクエシリーズのおすすめ作品を「初心者向け」「ストーリー重視」「自由度重視」「テーマ別」「ハード別」「リメイク版と移植版の違い」と、多角的に解説してきました。
最後に、もう一度結論を整理しておきましょう。
1. 総合おすすめTOP3
-
🥇 ドラゴンクエストXI S 過ぎ去りし時を求めて
→ 初心者から上級者まで楽しめる、シリーズ集大成 -
🥈 ドラゴンクエストV 天空の花嫁
→ 親子三世代の感動ストーリー、泣けるドラクエの代表作 -
🥉 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
→ 自由な冒険と転職システム、HD-2Dリメイクで蘇る名作
2. 目的別おすすめ
-
初心者向け → ドラクエ11S
-
ストーリー重視 → ドラクエ5
-
自由度・やりこみ重視 → ドラクエ3
-
3Dの迫力を楽しみたい → ドラクエ8
-
長編RPGに没入したい → ドラクエ7
-
短時間で手軽に遊びたい → ドラクエ1
-
交流・協力プレイを楽しみたい → ドラクエ9(DS)/ドラクエX(オンライン)
3. ハード別おすすめ
-
Switch → 11S、III(HD-2D)、1〜3(DL版)
-
PS4/PS5 → 11S、ヒーローズ、ビルダーズ
-
PC(Steam) → 11S、X、III(HD-2D)
-
スマホ → 1〜8(リメイク)、モンスターズ
-
DS/3DS → IV〜IX
4. あなたへの最適解
-
「シリーズを初めて遊ぶ」なら → ドラクエ11S
-
「心揺さぶられる感動を味わいたい」なら → ドラクエ5
-
「自由に冒険して自分だけの物語を作りたい」なら → ドラクエ3
まとめのメッセージ
ドラクエシリーズは、どの作品から始めても楽しめるという懐の深さがあります。
「これだ!」と感じた1本から冒険を始めれば、きっとあなたもドラクエの世界に夢中になるはずです。
そして、ドラクエを一本クリアしたとき――次は別の作品にも手を伸ばしたくなるでしょう。
それこそが、ドラクエシリーズが長年愛され続けている最大の理由なのです。