ドラゴンクエストシリーズで戦闘を有利に進めるための重要な機能、それがドラクエ作戦です。この記事では、ドラクエ作戦の基本的な意味から、各シリーズにおける作戦コマンド一覧、そして状況ごとのおすすめ設定まで詳しく解説します。
ドラクエ3の作戦一覧から始まり、ドラクエ4の作戦一覧、ドラクエ5の作戦一覧といった歴代シリーズの変遷を追いながら、各作戦の種類や特徴的な作戦名、例えばドラクエ作戦におけるおれにまかせろ、みんながんばれ、そして定番のバッチリがんばれの効果についても触れていきます。
さらに、ドラクエ6のおすすめ作戦、ドラクエ7のおすすめ作戦、ドラクエ8のおすすめ作戦、ドラクエ9のおすすめ作戦といった具体的な攻略法から、オンラインならではのドラクエ10の作戦コマンド、最新のドラクエ11の作戦まで、全ての情報を網羅し、あなたに最適な戦い方を見つけるお手伝いをします。
この記事でわかるこ
- ドラクエ作戦の基本的な意味と全種類
- 「ガンガンいこうぜ」など代表的な作戦のメリット・デメリット
- ドラクエ歴代シリーズごとの作戦の変遷と特徴
- 戦闘スタイルに応じた最適な作戦の選び方
ドラクエ作戦の基本的な意味と使い方

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- ドラクエ作戦の基本的な意味とは?
- ドラクエ作戦の主な種類を解説
- 定番のドラクエ作戦バッチリがんばれ
- ドラクエ作戦みんながんばれの効果
- 特殊なドラクエ作戦おれにまかせろ
ドラクエ作戦の基本的な意味とは?
ドラゴンクエストにおける「作戦」とは、主人公以外の仲間キャラクターの行動をAI(人工知能)に自動で判断させるための行動方針です。戦闘中にプレイヤーがすべてのキャラクターのコマンドを一つひとつ入力する手間を省き、スムーズで効率的なバトルを実現するために導入されました。
このシステムは「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」で初めて本格的に採用されて以来、多くのシリーズで改良を重ねながら受け継がれています。例えば、レベル上げのための周回プレイではAIに任せて時間を短縮し、強敵とのボス戦ではプレイヤーが直接指示を出す「めいれいさせろ」に切り替えるなど、状況に応じて柔軟に使い分けることが攻略の鍵となります。
作戦システムの要点
作戦を設定することで、各キャラクターが「攻撃重視」「回復優先」といった方針に従って自律的に行動します。これにより、プレイヤーは主人公の操作に集中したり、戦闘全体の流れを管理したりすることに専念できるのです。
ドラクエ作戦の主な種類を解説
ドラクエの作戦には、シリーズを通して登場する定番のものがいくつか存在します。それぞれの作戦がどのような行動パターンを持つのかを理解することが、戦略を立てる上で非常に重要です。ここでは、代表的な作戦の種類とその特徴を一覧表にまとめました。
作戦名 | 行動の傾向と特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ガンガンいこうぜ | MPの消費を気にせず、持っている呪文や特技の中で最も攻撃力の高い技を積極的に使用します。 | 短期決戦を狙う場合や、格下の敵を素早く倒したい時に非常に有効です。 | MPの消費が激しく、回復や補助をほとんど行わないため、長期戦や強敵との戦いには向きません。 |
バッチリがんばれ | 攻撃、回復、補助のバランスを考え、状況に応じた最適な行動を選択します。MPの節約も意識します。 | 攻守のバランスが良く、どんな状況でも安定した戦いが期待できます。最も汎用性の高い作戦です。 | 良くも悪くも平均的な行動を取るため、特定の戦術に特化したい場合には不向きなことがあります。 |
いのちだいじに | 味方のHPを常に意識し、回復呪文や防御系の特技を最優先で使用します。攻撃にはあまり参加しません。 | パーティの生存率を劇的に高めることができます。強敵との戦いで回復役を任せる際に最適です。 | 攻撃に参加する頻度が低いため、パーティ全体の総ダメージ量が低下し、戦闘が長引く原因になります。 |
MPつかうな ※ | MPを一切消費せず、通常攻撃やMP消費のない特技のみで戦います。 | MPを温存したい道中や、呪文を封じられた状況で役立ちます。 | 呪文や強力な特技を使えないため、攻撃力や対応力が大幅に低下します。 |
めいれいさせろ | AIによる自動行動を停止し、プレイヤーがすべてのコマンドを直接入力します。 | プレイヤーの意図通りに100%行動させることができます。ボス戦など、精密な戦略が求められる場面で必須です。 | 全てのキャラクターを操作するため、戦闘に時間がかかり、雑魚戦が面倒に感じることがあります。 |
※作戦の名称はシリーズによって「MPつかうな」や「じゅもんつかうな」など、若干の表記ゆれが存在します。
定番のドラクエ作戦バッチリがんばれ
「バッチリがんばれ」は、数あるドラクエの作戦の中で最も標準的で使いやすい作戦と言えるでしょう。この作戦の最大の魅力は、その優れたバランス感覚にあります。
攻撃一辺倒になることなく、味方の誰かがダメージを受ければ回復を試み、敵に有利な補助呪文がかかっていれば解除を狙うなど、AIが戦況を総合的に判断して行動してくれます。MPも無駄遣いしないように立ち回るため、ダンジョンの探索など、長期的な戦闘が続く場面でも安心して任せることが可能です。どの作戦にすれば良いか迷った場合は、まず「バッチリがんばれ」に設定しておけば大きな失敗はないでしょう。
初心者のうちは、とりあえず全員を「バッチリがんばれ」にしておくと、戦闘の基本の流れを掴みやすいですよ。AIの動きを見て、攻守のタイミングを学ぶのもおすすめです!
ドラクエ作戦みんながんばれの効果
「みんながんばれ」は、一部のシリーズで「バッチリがんばれ」に近いニュアンスで登場する作戦です。基本的な行動パターンは「バッチリがんばれ」と同様に、攻撃・回復・補助をバランス良く行うものですが、作品によっては若干の違いが見られます。
例えば、より積極的に補助呪文を活用する傾向があったり、パーティ全体の状況をより広く見て行動を選択したりすることがあります。「バッチリがんばれ」が個々のキャラクターの最適行動を追求するのに対し、「みんながんばれ」はパーティ全体の連携を意識した動きをするイメージです。もし選択肢にあれば、その挙動の違いを観察してみるのも面白いかもしれません。
特殊なドラクエ作戦おれにまかせろ
「おれにまかせろ(わたしにまかせて)」は、他の作戦とは一線を画すユニークな行動方針です。この作戦を設定されたキャラクターは、主人公やプレイヤーが操作するキャラクターの補助に徹するようになります。
具体的には、主人公の攻撃に合わせてバイキルトで攻撃力を上げたり、敵からの攻撃を引き受けたり、回復に専念したりと、完全にサポート役として立ち回ります。この作戦は、主人公を絶対的なエースとして活躍させたい場合や、特定のキャラクターを徹底的に守りたい場合に非常に有効です。ただし、自らは積極的に攻撃しないため、使い方を間違えるとパーティ全体の火力が落ちてしまう点には注意が必要です。
「おれにまかせろ」の注意点
この作戦は、あくまでも他の誰かを「主役」にするためのものです。パーティ全員をこの作戦にしてしまうと、誰も攻撃しなくなる可能性があるため、必ず攻撃役と組み合わせて使用してください。
シリーズで見るドラクエ作戦の変遷

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- ドラクエ3・4・5の作戦一覧
- ドラクエ6・7のおすすめ作戦
- ドラクエ8・9のおすすめ作戦
- ドラクエ10の作戦コマンドについて
- 最新作におけるドラクエ11作戦
ドラクエ3・4・5の作戦一覧
作戦システムは、シリーズの歴史と共に進化を遂げてきました。ここでは、初期の作品における作戦の特徴を見ていきましょう。
ドラゴンクエスト3
オリジナルであるファミコン版や、SFC/GBCリメイク版のドラクエ3には作戦システムがありませんでした。しかし、携帯電話(ガラケー)版以降の移植作品や、2024年から2025年にかけて発売されるHD-2Dリメイク版で「バトルタクティクス(作戦)」としてついに導入され、より快適なプレイが可能になっています。
ドラゴンクエスト4
前述の通り、作戦システムが初めて本格的に導入された記念碑的な作品です。特にファミコン版の第五章では、馬車の導入と共に仲間キャラクターがAIでしか行動しないという大胆な仕様が話題となりました。リメイク版では「めいれいさせろ」で直接命令できますが、仲間を信じ、適切な作戦を立てることの重要性を教えてくれる作品です。
ドラゴンクエスト5
モンスターを仲間にできるシステムが特徴のドラクエ5では、多種多様な能力を持つモンスターたちを、作戦によって効率的に動かす戦略性が求められました。人間キャラクターだけでなく、仲間モンスター一体一体に最適な作戦を考える楽しさが加わった作品です。
ドラクエ6・7のおすすめ作戦
「天空シリーズ」の完結編であるドラクえ6と、シリーズ最長の物語を誇るドラクエ7では、「転職システム」が作戦の奥深さをさらに引き立てました。
ドラゴンクエスト6
ドラクエ6では、転職によってキャラクターの役割が大きく変わります。例えば、魔法使いに転職したキャラクターに「ガンガンいこうぜ」を設定すれば強力な攻撃呪文の使い手になりますし、僧侶に「いのちだいじに」を設定すれば頼れる回復役となります。職業の特性と作戦を組み合わせることで、AIの行動をよりプレイヤーの意図に近づけることが可能でした。
熟練度稼ぎの際は、MPを節約できる「MPつかうな」に設定し、弱い敵が多数出現するエリアで戦うのがおすすめです。
ドラゴンクエスト7
膨大な数の職業が登場するドラクエ7でも、職業と作戦の組み合わせは重要です。特に上級職になると、攻撃と回復を両立できるような職業も増えてきます。そうしたキャラクターを「バッチリがんばれ」に設定すると、状況に応じて攻撃役にも回復役にもなれる万能な存在として活躍してくれるでしょう。物語が非常に長いため、AIをうまく活用して戦闘の負担を減らすことが、冒険を続ける上で重要になります。
ドラクエ8・9のおすすめ作戦
グラフィックが3Dに進化したドラクエ8、そして携帯機で新たな遊びを提案したドラクエ9では、作戦システムも新たな要素と結びつきました。
ドラゴンクエスト8
「テンション」システムが導入されたドラクエ8では、作戦に専用の「テンションためろ」が追加されたのが大きな特徴です。この作戦を選択することで、AIが意図的にテンションを溜める行動を取り、次のターンでの大ダメージを狙うといった戦術が可能になりました。他の作戦では積極的にテンションを溜めるわけではないため、ここぞという場面で切り替えて使うのが効果的です。
ドラゴンクエスト9
マルチプレイが大きな特徴であったドラクエ9では、AIの仲間だけでなく、他のプレイヤーと共闘する機会も多くありました。そのため、AIに任せる部分は効率化し、プレイヤー間の連携に集中するという遊び方が主流でした。宝の地図の探索など、長時間のプレイが想定される場面では、作戦を駆使したAIの活用が必須と言えるでしょう。
ドラクエ10の作戦コマンドについて
オンラインRPGであるドラゴンクエスト10では、他のプレイヤーとパーティを組む以外に、「サポート仲間」というAIキャラクターを雇って一緒に冒険することができます。このサポート仲間を動かすのが、まさしく「作戦」です。
ドラクエ10の作戦は、これまでのシリーズ以上に役割が明確です。中でも「いろいろやろうぜ」は、単に多彩な技を使うだけでなく、盗賊が「ぬすむ」を優先したり、状態異常を狙ったりするなど、特定の目的がある場合に有効な、やや専門的な作戦と位置づけられています。自分がどの役割を担い、サポート仲間にどの役割を任せるか、その作戦設定が攻略の難易度を大きく左右します。
最新作におけるドラクエ11作戦
シリーズの集大成とも言えるドラゴンクエスト11では、作戦システムも非常に洗練されています。これまでの基本的な作戦はすべて網羅しつつ、パーティ全体だけでなく、キャラクターごとに個別の作戦を設定できる自由度の高さが特徴です。
例えば、「主人公とカミュは『ガンガンいこうぜ』で攻め、セーニャは『いのちだいじに』で回復に専念、シルビアは『バッチリがんばれ』で状況に応じて補助もこなす」といった、キャラクターの役割に応じたきめ細やかな設定が可能です。戦闘中にも自由に変更できるため、戦況の変化に即座に対応することができます。
「れんけい」技のAI使用について
ドラクエ11では、AIに「れんけい」技を自動で使用させるかどうかをメニュー画面でON/OFF設定できます。機種によっては初期設定がOFFになっている場合もあるため、AIにも積極的に「れんけい」を使ってほしい場合は、設定を確認してみましょう。
まとめ:最適なドラクエ作戦の選び方
- 作戦とは仲間キャラクターのAI行動方針を決めるシステム
- 戦闘の効率化や自動化に大きく貢献する
- ガンガンいこうぜは短期決戦や格下相手に有効
- バッチリがんばれは最もバランスが良く汎用性が高い
- いのちだいじには強敵との戦いで回復役に設定するのが基本
- MPつかうな(じゅもんつかうな)はMPを温存したい道中で役立つ
- めいれいさせろはボス戦など重要な局面で必須
- 作戦システムはドラクエ4から本格的に導入された
- ドラクエ3ではガラケー版以降とHD-2Dリメイク版で作戦が使える
- ドラクエ5では仲間モンスターの制御に作戦が重要だった
- ドラクエ6・7では転職システムの職業と作戦の組み合わせが鍵
- ドラクエ8では専用作戦「テンションためろ」が追加された
- ドラクエ10ではサポート仲間を動かすための重要なコマンド
- ドラクエ11では個別設定や「れんけい」のON/OFF設定が可能
- 状況や目的に応じて作戦を柔軟に切り替えることが攻略のコツ
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