待望の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の登場が間近に迫り、多くのゲームファンがその詳細に注目しています。特に気になるのが、Switch2のメモリーカードは必要なのかという点ではないでしょうか。
Switch2の何がすごいのか、その進化した性能や本体のメモリ容量を踏まえつつ、スイッチ2はメモリーカードに対応していますか?という基本的な疑問から、Switch2は本体とSDカードどっちが速いのか、Switch2でSwitchソフトは遊べますか?といった具体的な性能や互換性の問題、さらにはSwitch2と有機ELどっちがいいかという比較や、スイッチ2の欠点は何ですか?という不安点まで、気になることは尽きません。
この記事では、これらのあらゆる疑問に答えていきます。Switch2のデータはSDカードに移行できますか?という具体的な操作方法、switchのメモリーカードは2TBまで対応しているのか、switchの2台目を持つ場合のメモリーカードの扱い方、そして最終的にSwitch2のメモリーカードのおすすめ品まで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたのプレイスタイルにとって本当にswitch2のメモリーカードが必要か、その判断基準が明確になるでしょう。
この記事で分かること
- Switch2のメモリーカードが必要になる具体的なケース
- 本体ストレージとSDカードの速度や容量の違い
- おすすめのmicroSD Expressカードの選び方
- データ移行や2台持ちなど応用的な使い方
Switch2でメモリーカード必要か判断する基礎知識

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- Switch2の何がすごい?
- Switch2のメモリ容量は?
- スイッチ2はメモリーカードに対応していますか?
- Switch2は本体とSDカードどっちが速い?
- Switch2でSwitchソフトは遊べますか?
- スイッチ2の欠点は何ですか?
Switch2の何がすごい?
結論として、Switch2は性能、映像体験、使いやすさの全てが飛躍的に進化しています。
その理由は、心臓部であるCPU・GPUにNVIDIA製の高性能カスタムチップを採用し、処理性能が大幅に向上した点にあります。これにより、従来のSwitchでは難しかったAAA級の大型タイトルも快適に遊べるようになりました。
具体的には、以下のような点が「すごい」と言われるゆえんです。
圧倒的な性能進化
メモリは先代モデルの3倍となる12GB、内蔵ストレージは256GBの高速タイプ(UFS 3.1)を搭載しています。これにより、ゲームの起動やロード時間が劇的に短縮され、ストレスのないゲーム体験が可能です。また、テレビ接続時には最大4K解像度での出力にも対応し、大画面で圧倒的な映像美を楽しめます。
次世代のディスプレイ体験
携帯モードで使うディスプレイも進化しました。7.9インチのフルHD(1920×1080)液晶は、HDR(ハイダイナミックレンジ)や最大120Hzのリフレッシュレートに対応し、より滑らかで美しい映像を描き出します。
使いやすさと新機能
新型のJoy-Conはマグネット式で着脱が容易になり、本体にはマイクが内蔵されたことで、特別な機器なしでボイスチャットが手軽にできるようになりました。このように、Switch2はあらゆる面で正統進化した、新時代のスタンダード機と言えるでしょう。
Switch2のメモリ容量は?
Switch2の本体内蔵メモリ(ストレージ)の容量は、256GBです。これは、多くのユーザーにとっては、当面の間は十分な容量と言えます。
なぜなら、一般的なゲームソフトのダウンロード容量は1本あたり20GBから50GB程度のものが多いためです。例えば、任天堂の主要タイトルであれば約20GB前後、海外の大作AAA級タイトルでも50GB前後のものが主流となっています。
このため、4~5本程度の大型ゲームをダウンロードしても、すぐに容量が不足する事態にはなりにくい設計です。まずは本体ストレージだけで運用を始めてみて、容量が心もとなくなってきたタイミングでメモリーカードの追加を検討するのが、最も経済的で合理的な判断と言えるでしょう。
システム領域に関する注意点
本体ストレージの256GBは、その全てをユーザーが自由に使えるわけではありません。OS(オペレーティングシステム)など、本体を動作させるためのシステムデータが一部領域を占有します。そのため、実際にゲームやデータを保存できる空き容量は200GB前後になる点に注意が必要です。
スイッチ2はメモリーカードに対応していますか?
はい、Switch2はメモリーカードによるストレージ容量の拡張に対応しています。
ただし、使用できるカードの種類には大きな注意点があります。Switch2でゲームデータを保存するために使用できるのは、「microSD Express」という新しい規格のカードのみです。
これまで多くの人がNintendo Switchで使ってきた従来のmicroSD、microSDHC、microSDXCカードは、Switch2でゲームデータを保存する用途には使用できません。この点が最大の変更点であり、注意すべきポイントです。
メモリーカードの互換性まとめ
カード種類 | Switch2での利用 | 主な用途 |
---|---|---|
microSD Express | ◎ 可能 | ゲームソフト、DLC、アップデートデータ、スクショ・動画の保存 |
従来のmicroSD/SDHC/SDXC | △ 一部のみ可能 | ゲームデータの保存は不可。スクショや動画など一部データの読み込みのみ対応。 |
このように、SwitchからSwitch2へ移行する際には、メモリーカードを新たに用意する必要があるケースがほとんどです。これまで使っていたカードは流用できないと覚えておきましょう。
Switch2は本体とSDカードどっちが速い?
結論から言うと、本体内蔵ストレージの方がmicroSD Expressカードよりも高速です。
その理由は、両者で採用されている規格の違いにあります。Switch2の本体ストレージには「UFS 3.1」という高速な規格が採用されており、これがmicroSD Expressカードの読み込み速度を上回ります。
具体的に、ゲームの起動時間やロード時間で比較すると、以下のような差が見られます。
保存場所によるロード速度の比較
保存場所 | 規格 | 読み取り速度(理論値) | ロード時間(ゲーム例) |
---|---|---|---|
本体ストレージ | UFS 3.1 | 最大 約1,450 MB/s | 約16.6秒 |
microSD Expressカード | microSD Express | 最大 約985 MB/s | 約19.1秒 |
ゲームカード(パッケージ版) | – | – | 約24.8秒 |
【WEBライターの視点】
表の通り、microSD Expressカードも従来機に比べて飛躍的に高速化されていますが、それでも本体ストレージには一歩及びません。ロード時間を1秒でも短縮したい、最も快適な環境でプレイしたい、という方は、お気に入りのゲームを本体ストレージにインストールするのが最適な選択です。
Switch2でSwitchソフトは遊べますか?
はい、Switch2では、これまでのNintendo Switch用ソフトのほとんどをプレイすることが可能です。
これは「後方互換性」と呼ばれる機能で、新しいハードウェアで古いハードウェアのソフトが遊べることを意味します。これにより、これまで集めてきた大切なゲーム資産を無駄にすることなく、新しいSwitch2でも引き続き楽しむことができます。
具体的には、以下の方法で互換性が確保されています。
- パッケージ版ソフト:従来のゲームカードをSwitch2のカードスロットに挿入して、そのまま遊べます。
- ダウンロード版ソフト:お使いのニンテンドーアカウントでSwitch2にログインすれば、購入済みのダウンロードソフトを再ダウンロードしてプレイできます。
- セーブデータ:「Nintendo Switch Online」のセーブデータお預かりサービスや、本体のデータ移行機能を利用して、セーブデータを引き継ぐことが可能です。
一部の非対応ソフト・周辺機器に注意
ただし、ごく一部のタイトルはSwitch2での動作に対応していないことが発表されています。また、「Nintendo Labo」シリーズなど、特殊な周辺機器を必要とするソフトも非対応となる場合があります。自分が遊びたいソフトが対応しているか、事前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
スイッチ2の欠点は何ですか?
多くの進化を遂げたSwitch2ですが、いくつかの欠点や注意すべき点も指摘されています。
最大の欠点として挙げられるのが、バッテリーの持続時間です。高性能なCPUや大型液晶を搭載した結果、消費電力が増加し、特に高負荷なゲームをプレイしているとバッテリーの減りが速いと感じる場面が多くなります。これは、携帯モードを主戦場とするユーザーにとっては重要なポイントです。
その他にも、以下のような点がデメリットとして挙げられます。
-
- 本体の大きさと重さ:初代モデルよりも一回り大きく、約100g重くなっています。これにより、携帯時の手軽さや長時間のプレイでの快適性がやや損なわれたという意見があります。
- 液晶ディスプレイの採用:発色の良い高性能な液晶ですが、有機ELディスプレイが持つ「漆黒の表現」やコントラストの高さには及びません。映像美を最優先するユーザーにとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
–
データ容量の問題:
- 本体容量は増えましたが、ゲーム自体のデータも大容量化しています。特に多くのパッケージ版がダウンロードを必須とする形式になったため、複数のゲームを管理するにはmicroSD Expressカードの追加購入が半ば必須となり、追加の投資が必要になります。
【WEBライターの視点】
これらの欠点は、Switch2が追求した「性能」とのトレードオフの関係にあります。自分のプレイスタイルや何を重視するかによって、これらの欠点が許容できるかどうかが変わってくるでしょう。
あなたにSwitch2のメモリーカード必要か見極める

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- Switch2のデータはSDカードに移行できる?
- Switch2のメモリーカードのおすすめは?
- Switch2のメモリーカードは2TBまで使える?
- Switch2の2台目でメモリーカードはどうする?
- Switch2と有機ELどっちがいい?
- 結論としてswitch2のメモリーカード必要か?
Switch2のデータはSDカードに移行できる?
はい、本体ストレージに保存されたゲームソフトや追加コンテンツのデータを、後からmicroSD Expressカードへ移行することは可能です。
これにより、「よく遊ぶ一軍のゲームは高速な本体に、たまにしか遊ばないゲームはSDカードに」といった柔軟なデータ管理が実現します。データの移行は、HOMEメニューの「設定」→「データ管理」から簡単に行うことができます。
しかし、ここで非常に重要な注意点があります。
セーブデータは移行できません
ゲームの進行状況を記録した「セーブデータ」は、本体内蔵ストレージにのみ保存され、microSD Expressカードに移動したり、コピーしたりすることはできません。これは、不正なデータ改造やコピーを防ぐための仕様です。セーブデータを他の本体に移したい場合は、正規の「ユーザーの引っ越し」や「セーブデータお預かり」機能を利用する必要があります。
つまり、SDカードはあくまで「ゲームソフト本体」の保存場所であり、セーブデータは常に本体と一蓮托生であると覚えておきましょう。
Switch2のメモリーカードのおすすめは?
Switch2のメモリーカードを選ぶ上で最も重要なのは、「microSD Express」という正しい規格の製品を選ぶことです。
これを大前提とした上で、おすすめのカードを選ぶポイントは「容量」「価格」「信頼性」の3つになります。
具体的な製品名を挙げることは避けますが、選ぶ際の基準は以下の通りです。
信頼できるメーカーの国内正規品を選ぶ
メモリーカードは非常に精密な製品であり、中には品質の低い安価な偽物や並行輸入品も出回っています。大切なゲームデータを失わないためにも、サンディスク、キオクシア、サムスンといった実績のある大手メーカーの製品を選ぶのが安心です。また、国内で正規に販売されている製品は、保証やサポートが受けやすいというメリットもあります。
自分のプレイスタイルに合った容量を選ぶ
「大は小を兼ねる」と考えがちですが、大容量のカードは価格も高くなります。自分が同時に何本くらいのダウンロードゲームを管理したいのかを考え、無駄のない容量を選びましょう。まずは256GBや512GBから始めて、将来的に不足したらより大容量のものに買い替えるというのも賢い選択です。
選ぶ際は、製品パッケージや販売ページに「microSD Express」のロゴがはっきりと記載されているかを必ず確認してください。「Extreme」や「Ultra」といった表記は従来規格のものですので、間違えないように注意しましょう。
Switch2のメモリーカードは2TBまで使える?
はい、Switch2が採用しているmicroSD Expressカードの規格は、理論上、最大で2TB(テラバイト)までの容量に対応しています。
2TBという容量は、約2000GBに相当します。仮に1本50GBの大型タイトルであっても、約40本も保存できる計算になり、現状ではほぼ無限に近い感覚で利用できる大容量です。
ただし、いくつか現実的な側面も考慮する必要があります。
市場価格と製品の普及
この記事を執筆している時点では、市場で一般的に入手できるmicroSD Expressカードは1TBが最大クラスであり、2TBの製品はまだ登場していません。また、1TBのカードであっても非常に高価です。将来的には技術の進歩と価格の低下が進むと予想されますが、現時点では2TBの利用はあくまで「将来的な最大対応容量」と捉えておくのが良いでしょう。
多くのユーザーにとっては、256GB、512GB、1TBといった容量のカードが、価格と実用性のバランスが取れた選択肢となります。
Switch2の2台目でメモリーカードはどうする?
家族で複数台所有したり、自分用に2台目を購入したりする場合のメモリーカードの扱いは、少し複雑になります。結論から言うと、「いつも遊ぶ本体」を決め、アカウントとデータを整理することが重要です。
基本的な原則は以下の通りです。
- ソフトのプレイ権利:購入したニンテンドーアカウントに紐づきます。
- セーブデータ:本体に保存されます。
- ダウンロードソフトのデータ:SDカードに保存可能ですが、プレイするには購入したアカウントが必要です。
これを踏まえ、最も一般的な使い方は、1つのアカウントを「いつも遊ぶ本体」として登録し、その本体で主にプレイする方法です。2台目の本体でも同じアカウントでログインすればソフトをダウンロードして遊べますが、同時にオンラインに接続したり、セーブデータを共有したりするには制約があります。
メモリーカードの物理的な差し替えは非推奨
ある本体で使っていたmicroSDカードを、別の本体に差し込んで中のゲームを遊ぶ、という使い方は基本的にできません。新しい本体でカードを使用する際には初期化が必要になるため、カードは特定の本体に紐づけて使うのが原則です。2台の本体で同じゲームを遊びたい場合は、それぞれの本体でゲームをダウンロードする必要があります。
Switch2と有機ELどっちがいい?
これは非常に悩ましい問題ですが、結論としては「最新の性能と将来性を取るならSwitch2、映像美と携帯性を重視するなら有機ELモデル」となります。
両者には明確な長所と短所があり、どちらが優れているかはユーザーの価値観によって全く異なります。判断の助けとなるように、両者の違いを比較表にまとめました。
Switch2 vs 有機ELモデル スペック比較
項目 | Nintendo Switch 2 | Switch 有機ELモデル |
---|---|---|
ディスプレイ | 7.9インチ 液晶 (フルHD / HDR / 120Hz) |
7.0インチ 有機EL (HD) |
処理性能 (CPU/GPU) | 次世代Tegra (高性能) | Tegra X1+ |
メモリ | 12GB LPDDR5X | 4GB LPDDR4 |
内蔵ストレージ | 256GB (UFS 3.1) | 64GB |
こんな人におすすめ | 最新ゲームを最高の環境で遊びたい人、ロード時間を短縮したい人 | 漆黒の映像美や色の鮮やかさを最重視する人、価格を抑えたい人 |
このように、ゲームの処理性能や将来登場するであろう専用タイトルを見据えるなら、選択肢はSwitch2一択です。一方で、現在発売されている豊富なソフトを、携帯モードで最も美しい映像で楽しみたい、あるいは少しでも価格を抑えたいというニーズであれば、有機ELモデルも依然として非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
結論としてswitch2のメモリーカード必要か?
この記事の結論として、Switch2のメモリーカードが必要かどうか、その最終的な判断基準を以下のリストにまとめます。ご自身のプレイスタイルと照らし合わせて、最適な選択をしてください。
- Switch2の本体容量は256GBで、多くの人には当面十分
- ただしシステム領域で実際に使えるのは200GB前後
- ダウンロード版を頻繁に購入するならメモリーカードは必須
- パッケージ版中心なら本体容量だけでもやりくり可能
- 大作ゲームを4~5本以上同時に管理したいなら必要
- スクリーンショットや動画を大量に保存する人も必要性が高い
- 使用できるのは「microSD Express」規格のカードのみ
- 従来のmicroSDカードはゲーム保存には使えないので注意
- ロード速度は本体ストレージが最も速い
- 速度最優先のゲームは本体に保存するのがおすすめ
- メモリーカードは容量不足を感じてから購入するのでも遅くない
- 選ぶ際は信頼できるメーカーの国内正規品を選ぶのが安心
- 規格上の最大対応容量は2TBだが、現実的な選択肢は1TB以下
- セーブデータはSDカードには保存できず、常に本体に記録される
- 最終的にはあなたのプレイスタイル次第で必要性が決まる
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